やまめの庭つくり

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夏越祓

2015-07-02 | 季節・自然
先月末に録画していた「グレーテルのかまど」を見ていたら,京都の歳事,夏越祓(なごしのはらえ)の紹介と,それに関わり深い和菓子「水無月」を作るという内容でした.

旧暦の6月の歳事ですが,現代の暦でも6月30日頃に行われる神事です.

半年間の厄払いと,次の半年の無病息災を祈って神社で茅の輪くぐりを行い,氷に見立てた暑気払いの和菓子,水無月を食べるのが京都では一般的なのだそうです.


夏越祓という言葉を初めて聞きましたが,半年に一度,厄を祓い,残りの半年の無事を願うというのは,改めて仕切直しが出来るようでいいなぁと思いました.




27日,自由が丘の奥澤神社にて.
偶然通りかかって見かけたのですが,もちろん,茅の輪くぐりをしてお詣りしました.

茅の輪の上にはワラのようなもので作られた龍がいます.ご利益がありそう・・・




こちらは鶴屋吉信謹製,水無月.

昔宮中で行われていた「氷の節句」で氷室の氷を食べる暑気払いがあったそうですが,庶民にとっては氷なんて高嶺の花.
そこで,氷に見立てたお菓子で暑気払いをするようになったとか.
氷っぽく見えるように,形も鋭角になっています.

ういろうの上に蜜煮の小豆がのっている感じのお味ですが,さっぱりしていて2個ぺろりと平らげましたkirakira2

ちなみにやまめが買ったのは夕方で,残り最後の2箱だったのですが,やまめが購入している最中に売り切れました.
翌日が30日,本当の夏越祓の日だったのですが,叶 匠壽庵では午前中に売り切れてしまったとか.

他のお店では売っている事自体,見かけませんでしたし,来年も食べることが出来るのかどうか.

とても上品な甘さの和菓子,夏越祓に来年も是非食べたいものです.