『京都eラーニング塾』の講座 eラーニングで学ぶ いいとこ取り『源氏物語』―宇治十帖の名場面を原文で味わう― の第3回目を受講。
第3回目を受講(というか視聴)するのは、これで4回目くらいでしょうか。
※受講申し込みはすでに締め切られています。
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第3回目は、「宿木・東屋・浮舟」でした。
浮舟は、薫にとっては大君の人形(ひとがた)。
中の君にとっても薫の恋慕から逃れつつ薫には後ろ盾となって欲しいという保身からの人形(ひとがた)。
匂宮にとっても、薫が執心する浮舟を奪ったという獲得欲を満たす存在の人形(ひとがた)に過ぎません。
“雪の日”と“別の場所で二人きり”という非日常性に彼は酔っていたように思います。
(これは匂宮の祖父である光源氏と夕顔がなにがしの院で過ごすのに似た感覚ですね。女房の名前も共通していて「右近」ですし。)
私にとって盲点だったのは、母・中将の君までも浮舟に対して人形という見方をしていたことでした。
中将の君自身、八の宮から情を受け娘を授かったにもかかわらず蔑視されるという辛さを味わった女性です。
浮舟にこそ幸せな結婚をして、自分の人生で満たされなかったた屈辱を晴らして欲しいと浮舟に自己投影していました。
「源氏物語」に登場する姫君は、母親がすでに亡くなっている姫が多い中、浮舟には母が生存しています。
中将の君は、浮舟に愛情をかけるとともに多大な期待もしていたことでしょう。
そんな中、薫と匂宮の間で迷う浮舟は死を決めます。
辞世の歌の宛先は、薫でもなく匂宮でもなく、母に対して自分の死を知らせて欲しいと詠み遺しました。
浮舟は母が寄せる思いを充分感じながら、子として母を慕い、別れの言葉は母だけに向けられたものでした。
浮舟の人生において、初めて自己決断したことが「死ぬ」ということ。
結局、入水は果たせないのですが、浮舟の人生は死を決めたところから「人形」ではない「一人の人間」としての新たな物語が始まるといってよいようです。
今回も楽しく受講しました。
上記は先生の解釈に私の想像が混じっております。
ご了承ください。
第4回目(最終回)は宇治市源氏物語ミュージアムにてスクーリング講座が1月10日(土)に行われます。
すでに申し込みは締め切られています。
内容は、「蜻蛉、手習、夢浮橋」。
ぜひとも拝聴したかったのですが、遠方に住むため京都へ行けません、
どうか講座終了後に第4回目をネット配信していただけますようお願い申し上げます。
個人的にネット配信をお願いする旨のメールはすでに送信しておりますが、第4回目のネット配信は未定であるとご返答いただきました。
ネット配信が決まることがあればご連絡いたします と書き添えてありましたが、いまだそのメールはいただいておりません。
やはり、ネット配信は難しいのでしょうか。。。
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宇治十帖モニュメント 小舟に乗った匂宮と浮舟。
皮肉にも(?)屏風の絵は、大君と中の君 姉妹を垣間見る薫の図です。
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「浮舟之古蹟」があり、「浮舟観音」も安置されている三室戸寺。
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三室戸寺境内「浮舟之古蹟」
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三室戸寺の「源氏物語恋おみくじ」1回100円。
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「源氏物語恋おみくじ」をひいてみました。
『吉』でした。
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おみくじに描かれているのは浮舟でしょうか。
恒例となりましたちゃっかり宣伝。(笑)
<当サイト内、関連ページ>
●『源氏物語』宇治十帖古蹟をめぐる
・第49帖「宿木(やどりぎ)」
・第50帖「東屋(あずまや)」
・第51帖「浮舟」
●「平安時代好きの京都旅行記」→「初春の京都」→三室戸寺
web拍手&メッセージ送信ありがとうございました。
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※受講申し込みはすでに締め切られています。
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第3回目は、「宿木・東屋・浮舟」でした。
浮舟は、薫にとっては大君の人形(ひとがた)。
中の君にとっても薫の恋慕から逃れつつ薫には後ろ盾となって欲しいという保身からの人形(ひとがた)。
匂宮にとっても、薫が執心する浮舟を奪ったという獲得欲を満たす存在の人形(ひとがた)に過ぎません。
“雪の日”と“別の場所で二人きり”という非日常性に彼は酔っていたように思います。
(これは匂宮の祖父である光源氏と夕顔がなにがしの院で過ごすのに似た感覚ですね。女房の名前も共通していて「右近」ですし。)
私にとって盲点だったのは、母・中将の君までも浮舟に対して人形という見方をしていたことでした。
中将の君自身、八の宮から情を受け娘を授かったにもかかわらず蔑視されるという辛さを味わった女性です。
浮舟にこそ幸せな結婚をして、自分の人生で満たされなかったた屈辱を晴らして欲しいと浮舟に自己投影していました。
「源氏物語」に登場する姫君は、母親がすでに亡くなっている姫が多い中、浮舟には母が生存しています。
中将の君は、浮舟に愛情をかけるとともに多大な期待もしていたことでしょう。
そんな中、薫と匂宮の間で迷う浮舟は死を決めます。
辞世の歌の宛先は、薫でもなく匂宮でもなく、母に対して自分の死を知らせて欲しいと詠み遺しました。
浮舟は母が寄せる思いを充分感じながら、子として母を慕い、別れの言葉は母だけに向けられたものでした。
浮舟の人生において、初めて自己決断したことが「死ぬ」ということ。
結局、入水は果たせないのですが、浮舟の人生は死を決めたところから「人形」ではない「一人の人間」としての新たな物語が始まるといってよいようです。
今回も楽しく受講しました。
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上記は先生の解釈に私の想像が混じっております。
ご了承ください。
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すでに申し込みは締め切られています。
内容は、「蜻蛉、手習、夢浮橋」。
ぜひとも拝聴したかったのですが、遠方に住むため京都へ行けません、
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どうか講座終了後に第4回目をネット配信していただけますようお願い申し上げます。
個人的にネット配信をお願いする旨のメールはすでに送信しておりますが、第4回目のネット配信は未定であるとご返答いただきました。
ネット配信が決まることがあればご連絡いたします と書き添えてありましたが、いまだそのメールはいただいておりません。
やはり、ネット配信は難しいのでしょうか。。。
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宇治十帖モニュメント 小舟に乗った匂宮と浮舟。
皮肉にも(?)屏風の絵は、大君と中の君 姉妹を垣間見る薫の図です。
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「浮舟之古蹟」があり、「浮舟観音」も安置されている三室戸寺。
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三室戸寺境内「浮舟之古蹟」
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三室戸寺の「源氏物語恋おみくじ」1回100円。
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「源氏物語恋おみくじ」をひいてみました。
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『吉』でした。
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おみくじに描かれているのは浮舟でしょうか。
恒例となりましたちゃっかり宣伝。(笑)
<当サイト内、関連ページ>
●『源氏物語』宇治十帖古蹟をめぐる
・第49帖「宿木(やどりぎ)」
・第50帖「東屋(あずまや)」
・第51帖「浮舟」
●「平安時代好きの京都旅行記」→「初春の京都」→三室戸寺
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