晴れのち平安

源氏物語を中心に平安な日々♪
※文章や写真の無断転載は禁止!

明石市 忠度塚(2008年11月)

2011年06月02日 | 日記
腕塚神社の続き。


ただのりづか
忠度塚


住所:兵庫県明石市天文町2丁目



忠度塚

平忠度の亡骸を埋めたと伝えられています。
神戸地方裁判所明石支部 明石簡易裁判所の近くにあります。



案内板


***案内の文章より***

  忠度塚

 寿永三年(1184) 一の谷の戦いに
 敗れた平氏の将、薩摩守忠度が
 両馬川まで来たとこを 源氏の将
 武蔵国(埼玉)の岡部六弥太忠澄
 に討たれ、その亡骸を埋めた
 ところと伝えられる。


  平 忠度 1144~1184

 清盛の弟。正四位 薩摩守と
 なる。藤原の俊成に師事し和歌を
 よくした。平家西走の途中京都に
 引き返し俊成に詠草一巻を
 託した話は有名。


   明石教育委員会


*************





近づいて参拝。(-人-)



「旅宿花(りょしゅくのはな)」碑


平忠度が箙に結びつけた文(ふみ)に「旅宿花」と題して記していた和歌

ゆきくれて 木の下かげを やどりせば
花やこよひの 主ならまし



※この歌での花は、桜の花のこと。


塚に寄り添うように
手前に植えてある木は、桜の木だそうです。





 平忠度 人形

2005年3月、京都の井筒装束店さんのビル1階に平忠度に見立てられた人形が展示されていたことがありました。
日中見に行った時はショーウインドウのガラスに自分の姿が映ってしまっていたので、日没後また見に行ったという・・・。



おなかの辺りに注目!



箙(えびら)に文(ふみ)が結び付けらています。
この人形を見たときは感激しました。




明石での旅のお話に戻ります。
・・・忠度塚を参拝後、山陽「人丸前」駅に戻り、お友達と合流して二人旅となりました。




両馬川旧跡へ続く




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明石市 腕塚神社(2008年11月)

2011年06月02日 | 日記
2008年11月、“子午線のあるまち”として知られる兵庫県明石市内を歩きました。
この日の朝、お友達と柿本神社(通称:人丸さん)を訪ねるべく山陽「人丸前」駅で待ち合わせ。



↑「人丸前」駅にて。クリックで拡大。

舞台「子午線の祀り」(Wikipedia)を私の地元・北九州市内で観たことがあるので、明石に来れて感慨深いものがありました。

早めに「人丸前」駅に着いたので、友達との待ち合わせの時間まで平忠度(たいらのただのり)ゆかりの地を少しだけ訪ねました。





腕塚神社

住所:兵庫県明石市天文町1丁目



腕塚神社
掲示板には、「天文町右腕塚自治会 掲示板」と表記。



「史蹟 腕塚神社」の碑


案内板


***案内の文章より***

  祭神

 正四位下 薩摩守 平忠度 朝臣

  由緒

 平忠度は平清盛の弟で腕力の強い武将と知られ、またすぐれた歌人であった。
 平家都落ちのとき引き返して和歌の師 藤原俊成を訪れて詠草一巻を託したことは歴史に名高い。
 寿永三年(1184)2月7日、一の谷の戦いに西軍の大将としてこの地を流れる両馬川で源氏の岡部忠澄主従と闘って負傷し忠澄に首を討たせた。
 時に41才。
 箙に「行き暮れて 木の下陰を宿とせば 花やこよいの あるじならまし」 忠度
 とあったので、忠度であると知られた。
 もとは塚であったが現鉄道敷設の時壊されたので神社として祀るようになった。
 腕・腰の痛みに悩む人の信仰がある。


*************


平忠度(たいらのただのり)は、一の谷の合戦で岡部の六野太忠澄(ろくやたただずみ/「平家物語」では忠純・「吾妻鏡」では忠澄)とその童(わらわ=従者)と闘い、右腕の肘を童に斬られ、忠澄に首を討たれます。

この時、岡部の六野太忠澄主従は、相手が平家側の大将であることはわかっていても誰であるのかわかっていませんでした。

しかし、忠度が身に着けていた箙(えびら)に結び付けられた文(ふみ)を解いて見ると「旅宿花(りょしゅくのはな)」という題で一首の和歌が記されていたので、岡部六野太忠澄は平忠度本人であるとわかったのでした。


平忠度が討たれたのを聞いて、敵も味方も涙を流し袖を濡らさない者はなかったと「平家物語」にあります。






腕塚神社 扁額


お賽銭箱の上に木製の右腕が置いてありました。

平忠度が右腕を斬られたことによるのでしょうか。
この腕で痛いところを撫でると
痛みが癒えるのだとか。(-人-)




忠度塚へ続く




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