植ちゃんの「金沢・いしかわに恋をしました!」

金沢に永住して金沢・石川が好きになりました!その魅力を紹介します。

◇兼六園の梅林2020-5 ブンゴ、ヤエハクバイ、ケンキョウ、ヤバイ

2020-03-12 04:29:00 | 金沢・石川の観光


金沢の観光スポットレポート(No.1766)

◇兼六園の梅林2020-5 ブンゴ、ヤエハクバイ、ケンキョウ、ヤバイ

〇梅林の歴史

兼六園の梅林は、藩政時代には竹沢御殿や馬場などがあった跡で、明治には長谷川準也の屋敷となった。戦後は兼六園広場として野外催事に使用され、その後金沢大学が城内に移ってからは、昭和43年(1968)明治百年記念事業として「兼六園梅林」が造営された。ところが、長年の放置と踏圧された荒地に植えられた梅株は育ちが悪く、昭和48年(1973)改めて樹間に深溝を掘り、堆肥を補い、高く盛土して勢いを再生させた。

開園時には太宰府天満宮、防府天満宮、北野天満宮、道明寺天満宮、湯島天神、偕楽園、七塚町、兼六園観光協会などより、白梅13種・160本、紅梅13種120本が寄贈され、昭和50年(1975)ロータリークラブより白梅25本が寄贈された。



17)ブンゴ(豊後)

豊後性、実梅、一重、大輪。萼は反り、樹勢は強く果実は大。豊後は「杏」との自然交雑で誕生した珍しい品種。豊後梅は、その名の示すように豊後(大分県)に発祥し、古くから豊後の名産として知られていました。徳川初期の天和元年(1681)に出た水野元勝の「花壇綱目」にその名が見られ、当時から相当広く世に知られていたと考えられる。梅林に5本ある。







■写真はブンゴ



18)ヤエハクバイ(八重白梅)

野梅性、実梅、中輪。随身坂料金所手前(金沢神社左横)にあり、2本ある。





■写真はヤエハクバイ



19)ケンキョウ(見驚)

野梅性、花梅、八重、大輪、吹きかけ絞り。花が大輪なので“見て驚いた”ことから命名。樹勢が強く庭木向き。梅林に1本のみ。







■写真はケンキョウ



20)ヤバイ(野梅)

実梅、一重、中輪、果実は丸く萼は濃紅。野梅から変化した原種に近い梅。中国から渡来した梅の子孫と言われる。枝は細く、花も葉も比較的小さい。花や葉も小ぶりだが、とてもよい香りがする。梅林に1本のみ。





■写真はヤバイ

21)タンコウ(淡紅)





■写真は淡紅

◇兼六園の梅林2020-4 マヤコウ、リョクガクシダレ、ヤエハクバイ、ギョクエイ

◇兼六園の梅林2020-3 オウシュク、ベニシダレ、ミチシルベ、カゴシマベニ

◇兼六園の梅林2020-2 アオジク、シロカガ、コウメ、リョクガク

◇兼六園の梅林2020-1トウジウメ、ヤエカンコウ、ヒノツカサ、ヤエトウバイ

(つづく)