金沢の観光スポットレポート(No.1768)
◇加賀前田家ゆかりの神社と狛犬巡り-2尾崎神社、豊国神社、小松天満宮
今回対象にした神社は金沢城兼六園研究会 塩谷忠士氏の「前田家歴代藩主を祀る神社」より15社、「加賀前田家と北野天満宮」資料の金
沢二十五天神社(改補六用集)より12社。石川主要天満宮ほか4社、計31社を巡り、狛犬は参道または拝殿外のものを紹介します。
4)尾崎神社
寛永20年(1643)四代藩主前田光高が金沢城北の丸に東照三所大権現社として建立。 明治7年(1874)神仏分離により尾崎神社と改称。 明治11年(1878)金沢城が陸軍省用地となり、現在地に移築された。
御祭神:天照大神、東照大権現、前田利常公
住所:金沢市丸の内5-5
狛犬建立:昭和15年(1940)、100X80Cm
■写真は尾崎神社
5)豊国神社(卯辰三社)
元和2年(1616)卯辰観音山に創祀、卯辰山王と号してひそかに豊臣秀吉を祀り、俗に卯辰観音と称した。藩政の頃、祭礼に藩主より神事能を献じ、観音院の御神事能と呼ばれ、衆庶群集した。明治5年(1872)郷社に列し、同19年(1886)殿町(現大手町)に遷座、同40年(1907)現地に移り、村社卯辰神社を合併。
御祭神:豊臣秀吉公 愛宕大神 前田利常公
住所:金沢市東御影町93
狛犬建立:不明、76X105Cm
■写真は豊国神社
6)小松天満宮
加賀藩三代藩主前田利常公が小松城に穩居された時に、前田氏の氏神である北野天神を城北に当るこの地に明暦3年(1657)社殿を造営して鎭祭された。社殿は北野天満宮の社頭を四分の一に縮めて造られました。昭和36年(1961)神門と共に江戸時代の唐様建築の代表的なものとして国重要文化財に指定された。
御祭神:菅原道真公 前田利常公 白太夫神 応神天皇
住所:小松市天神町1
狛犬建立:不明、86X63Cm
■写真は小松天満宮
(つづく)
□加賀前田家ゆかりの神社と狛犬巡りバックナンバー
◇加賀前田家ゆかりの神社と狛犬巡り-10(完)泉野菅原神社、中村神社、江沼神社、宝達志水 菅原神社
◇加賀前田家ゆかりの神社と狛犬巡り-9浅野神社、小坂神社、松尾神社
◇加賀前田家ゆかりの神社と狛犬巡り-8犀川神社、浅野川稲荷神社、宇多須神社
◇加賀前田家ゆかりの神社と狛犬巡り-7椿原天満宮、白髭神社、平岡野神社
◇加賀前田家ゆかりの神社と狛犬巡り-6安江八幡宮、豊田白山神社、長田菅原神社
◇加賀前田家ゆかりの神社と狛犬巡り-5 天満宮 射水市 、天満宮 黒部市 、八幡宮 雄山神社末社
◇加賀前田家ゆかりの神社と狛犬巡り-4高岡關野神社、有磯正八幡神社、高岡木町神社
◇加賀前田家ゆかりの神社と狛犬巡り-3多太神社 祖霊社、葭島神社、加賀神社
◇加賀前田家ゆかりの神社と狛犬巡り-1尾山神社、金谷神社、金澤神社