かねうりきちじの横浜・喫茶店めぐり

珈琲歴四十年の中の人が、珈琲豆荷揚げ量日本一を誇る横浜港のある町の喫茶店でタンザニア産コーヒーを飲み歩きます

藤白坂~有間皇子最期の地

2012年06月06日 | 旧ブログ記事(文化財関係)
藤白神社の境内の奥には有間皇子神社(ありまのみこじんじゃ)という小さなお社があります。



有間皇子は、大化改新の後即位した孝徳天皇の皇子。

皇位継承をめぐる争いで敗れ、この地で絞殺されたと伝えられています。

有間皇子神社から南に延びる藤白坂がその場所だといいます。

上を阪和自動車道が通ってます。

行ってみると、皇子のお墓と最後に詠んだ短歌

  家にあれば笥(け)に盛る飯(いい)を草枕
     旅にしあれば椎の葉に盛る

が刻まれた歌碑があります。



「旅の途中だからご飯を笥=器に盛れない」という、ただそれだけの歌。

けれども、その後の皇子の運命を知っていると、何か感じられずにいられませんでした。

コメント
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