かねうりきちじの横浜・喫茶店めぐり

珈琲歴四十年の中の人が、珈琲豆荷揚げ量日本一を誇る横浜港のある町の喫茶店でタンザニア産コーヒーを飲み歩きます

日本考古学発祥の地は・・・?

2013年02月05日 | 旧ブログ記事(文化財関係)
今日は、武蔵小山で仕事。

東京に早く着いたので、博物館を見学することに。

どこにしようか迷ったのですが、駅から歩いていける場所にある品川歴史館に決定。

で、大森駅から歩いて向かっていると・・・



大森貝塚ではありませんか。

大森貝塚といえば、エドワード・モースが日本で初めて本格的な発掘調査を行った場所で、教科書にも載っているほど。

建物と建物の間の通路を進むと・・・



石碑が立っているだけで、遺跡らしい雰囲気はありません。

確かに、モースさんは鉄道に乗っていて、貝が堆積している層を見つけたとあるのですが・・・・。

で、通りに戻ってみると標柱が。

 

そういえば、大森貝塚の場所はモースの報告書では「大森村」とあるだけで、詳しい地名まで分からなかったため、品川区と大田区で論争してたなぁと思い出しました。

で、品川区の方へ行ってみると・・・



こちらの方が標識もあり、公園として整備されています。

貝層の展示施設や



もちろん石碑もあります。


ただ、結局どちらが本家なのか分からずじまい。

ま、品川歴史館に行けば分かるかと思ったら・・・・



まさかの臨時休館。

どうしようか迷いましたが、こうなったら大田区郷土博物館に行くしかないなというわけで行くと・・・・



「まさか、ここも休館?」と一瞬思いましたが、開館してました。

大森貝塚の展示もあり、それによれば、モースは大田区ではなく品川区で発掘をしたことが判明しているようです。

にもかかわらず、大田区郷土博物館ではしっかりと説明してました。



他の展示もそうですが、とても分かりやすいよい展示ばかりだった気がします。

考古学発祥の地ではないものの、発掘の成果を分かりやすく説明している大田区郷土博物館はオススメですよ~
コメント
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