かねうりきちじの横浜・喫茶店めぐり

珈琲歴四十年の中の人が、珈琲豆荷揚げ量日本一を誇る横浜港のある町の喫茶店でタンザニア産コーヒーを飲み歩きます

やさしいおほとけさま

2013年02月07日 | 旧ブログ記事(文化財関係)
東京で仕事をした後は、東京国立博物館へ。

目的は2つ。

特別展「飛騨の円空」と、こちらも特別展「書聖王羲之」を見に行くため。

まずは、入ってすぐの本館で開催されていた「飛騨の円空」展へ。

円空は、飛騨国、今の岐阜県出身。

北海道から近畿地方にかけての諸国を巡り歩き、ここそこの霊山で修行しながら数多くのの仏像を、人々の幸福を願いながら彫りつづけたお坊さんです。

12万体の仏像を彫るとの願をかけていたという記録も残されていて、現在では全国に5千体ほどの円空仏が確認されているとか。

この展示は、飛騨国の仏像が選りすぐられて展示されていました。

厳しい表情のお仏様もいらっしゃいますが、おおむねやさしいお顔。


これは常設展で見た円空仏。

そうです。円空の仏像は、慈悲深いというより「やさしい」のです。

そんな円空仏を見て、すっかり癒されたkaneurikichiji だったのでした・・・・