かねうりきちじの横浜・喫茶店めぐり

珈琲歴四十年の中の人が、珈琲豆荷揚げ量日本一を誇る横浜港のある町の喫茶店でタンザニア産コーヒーを飲み歩きます

天気がいいので海を見に行く~大槌編~

2013年02月24日 | 旧ブログ記事(その他)
今世紀に入ってまだ十年ちょっとしかたってないので、「今世紀最強級の寒波」といわれてもピンときません。

それはともかく、今日の岩手はこの時期にしては寒いし、降った雪の量も多め。

ですが、昨日は快晴でよいお天気でした。

前日、ジャズマンの小曽根真さんのインタビューで、大槌町で正午の防災無線から流される“ひょっこりひょうたん島”は、今では彼のピアノであることを初めて知りました。

ですので、ひょうたん島のモデルの蓬莱島を見に行くのもいいなぁと思い、あまり計画も立てずに出かけました。

まずは、ツイッターで知った、お店で買い物。


一頁堂書店。さすが大槌、井上ひさしさんの本がたくさんありました。思わず『ふかいことをおもしろく』を購入。


三浦精肉店ではメンチカツサンドを。

続いて、どんりゅう庵では“ひょうたん島カレー”をいただきました。



すぐそばにある、トツゼンコッペパンファクトリー大槌でパンを買い、



蓬莱島を見に・・・・

 

写真だとアップで取られることが多いため、大きな島と思われがちですが、ちっちゃなかわいい島です。

よくあの大津波に耐えたなぁと感慨に耽ってしばらく眺めてました。

でも、今でも耐え続けている人たちは、たくさんいるのではないでしょうか。



津波が押し寄せた旧役場です(保存か否かを議論しているようです)。



どんりゅう庵のお店の前は建物の土台が残ったまま・・・。


手前は防潮堤。高さはその手前に写っている標識と比べて下さい。

がれきもまだまだ残されています。

あの日起きた出来事を思い出させる、こうした風景を大槌に住む人たちは、これからしばらく毎日見なくてはならないのです。

大槌だけでなく、2011年3月11日に大津波が襲った太平洋沿岸の街は、程度の差はあるかもしれませんが、大槌の街のような感じなのだと思います。

東日本大震災はまだまだ続いていると改めて思いました。

このことは忘れずにずっと覚えていようと思います。

また桜の季節に来ます。

12時に3分ほど遅れて大槌に着いたので、小曽根さんの“ひょっこりひょうたん島”を聴けなかったので。