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薪ストーブのガラスコーティング


バーモントキャスティングスの薪ストーブだと、ヒジラント以外の機種は耐熱ガラスに特殊なコーティングがしてあるんだが・・・

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それは耐熱ガラスに金属酸化物を付着させた熱線反射コーティングとかいうもので、いろいろとメリットがある訳です。

熱線反射ガラスと言っても反射するだけでなく、炉からの熱を受けると反射と吸収と透過に分かれるようで、反射熱は炉内に戻されることでガラスの輻射熱、つまりガラス越しの熱が軽減されて和らかくなる。 逆に戻された熱は炉内温度を上げることになり燃焼効率が良くなる訳です。

個人的に一番嬉しいのは汚れにくいガラスになるということですね。 コーティングされてることで一般的な耐熱ガラスよりも多く熱を吸収してくれる。 その温度差はと言うと、薪ストーブの燃焼時で、だいたい100℃程度は高くなるようです。

なので、空気を絞ってちょろちょろとスロー燃焼した時に付着してしまう煤やタールも、そのあと火力を上げて焚いてやれば殆どが焼かれて消えてなくなるという、実はこれ、ガラスコーティングによる100℃差のマジックだったという訳ですね。

最近、ファイヤーサイドの資料を読んでて知ったことなんだが、それによるとガラスコーティングは内側(炉内)ではなくて外側(室内)に施してあるとのことで、これは知らなかった。 恥ずかしながら今までまったく逆だと思ってた。

確かに、考えてみたらコーティング面を炉側にすれば、ガラスの厚みは外側になるので熱は蓄積しないですよね(笑)

そうなると、これまで書いてきたこと、 「灰でガラスの汚れ落しを頻繁にしているとコーティングにキズがつく」 という説明は間違いだったことになる。 なので、ここで訂正です。 「コーティングにキズがつくのではなくて、ガラス自体に細かいキズがつく」 としなければならない。

これまで誤った情報発信があったこと、ごめんなさいね。

こっちのランキングも、何とか面倒みてやって下さい。


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