「空白の一日」の…続き

前回の内容の続きです。

巨人時代の小林さんは、大嫌いでした
虎には強いし(他のチームにもだった）、
カッコ良過ぎでムカつく存在でしかなくて…

でも、あの事件の後の小林さんは男らしくて凛としていて
行動で気持ちを見せてくれました
虎党も、そんな彼を応援し熱くなりました

あの騒動の翌日、私はクラス担任に「先生、どう思いますか？ひどい話よね」とまくしたてたらしいのです。
“らしい”とは、クラス会の度に恩師から
「あの時の熱く語る君の姿が忘れられん」と言われるからです
相当カッカ来ていたんでしょうね記憶に無いんです

この一件が起きた原因の江川氏が初登板の阪神戦、
打線がホームラン攻勢で江川氏を粉砕した翌朝、
私はスポーツ新聞を買いに下宿の近くの幡生駅まで走りましたよ

あの一件で『アンチ巨人』が増えたんです
その象徴たるチームが阪神であり、ヒーローが小林さんでした

２００７年に酒造メーカーのＣＭで競演した小林さんと江川氏。
“わだかまりも飲んだら無くなる…”って感じの良いＣＭでしたね。
これも当時の騒動を知っているからこそ「ええなぁ」となるんですよね

昨日の天声人語のラストの言葉に胸が詰まりました
「運命の神様のノーコンぶり」って、的を得過ぎています

今日が告別式だそうです。日ハムの選手を始め、多くの人の参列があったでしょう。
　　　　
　　　　改めて小林　繁さんのご冥福をお祈り致します。合掌。