8月10日は両親の菩提寺の盂蘭盆大施食会が執り行われる日。
毎年妹と一緒に参列している私ですが、今年はコロナ禍で、いつもとは様子が違いました。
法話はなく、法要も無客席で行われることに。
受付で、施食会供養料、付け届志納金、塔婆料を支払い、お墓参りをして終わりです。
まるでタイムスリップし、時代絵巻を観るような盂蘭盆施食会の光景にいつも神妙な面持ちになったものですが・・・。
それが今年は見られなくて、何だか少し残念。
でも、菩提寺に伺う前に、まずお墓に手向ける供花を買い求め、レストランで妹と昼食を共にするひと時はいつもと変わらず。
大おしゃべりをして、心から愉しみました。
ほとんど毎日のように電話で話している私達だけれど・・・。
会って顔を見合わせて語り合う愉しさは、やはり格別なものがあります。
この度の話題はやはりコロナ。
「この年齢になって、こんな不安な世相の時代を迎えようとは思いもしなかったわね」と言い合い・・・。
ため息が出そうになることもしばしば。
でもいつも、割と前向き思考の私達。
すぐ気持ちは切り替えられました。
「大変な時代だけれど、周辺の環境は見た目、何も変わらないのだから。
いつもと同じ日常があるのだから、くよくよするのは止そうね」の結論に。
境内の光景
私は日ごろから家籠りの傾向が強い暮らしだけれど、活動的な妹は自粛生活がさぞ堪えているはず、と思いきや、
意外に明るくて安心しました。
食事を共にしながらある深刻なコロナの話題も取り上げられ、その時は少々二人とも深刻な顔に。
この話題には、またいつか日を改めて触れたいと思います。
食事を済ませ、バスに7~8分乗車するとお寺に到着。
受付を済ますと、ミネラルウォーターとマスクをお土産に戴きました。
七枚セットのマスクは、とてもありがたく嬉しかった。
母が亡くなった時、墓地も墓石も新たに購入し
郷里から今のお寺に、お墓を移しました。
その後、湿度が高い、あまり経験したことがないような猛暑の中、お墓参りも無事に済ませ、ほっとした私達。
いつも二人揃ってお墓参りをするのだけれど、まれにみる仲良し姉妹の私達。
両親は、この間柄を天上から見守り、さぞ喜び、安心ししてくれているに違いありません。
何よりの供養では、と私は思っています。
キャリアウーマンとして活躍中の娘達は、日々の暮らしに追われ、今は時間的余裕があまりないでしょう。
そのため、私達のような親密な間柄には、なかなかなれないかもしれませんが。
歳を重ね、時間的余裕が十分持てる世代になったら、姉妹愛をもっともっと育て、亡き後の私の供養にもしてほしい。
そう心から願っています。
お寺の帰りに、またレストランで一服。
一時間くらいおしゃべりをして、
「お互いにコロナには気を付けようね」
との言葉を交わし、別れました。
その翌日の早朝、携帯のメールを見ると、妹から下記のような送信がありました。
「今日は久しぶりに会えて楽しかったね。ありがとう!カープは6対1で勝ちました。」
熱烈なカープファンの私達だけれど。
朝型人間の私は、残念ながら、カープの試合を最後まで観られません。
妹が必ず試合終了直後に、結果をメールで知らせてくれることになっています。(笑)
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