13日の夕方にやっとお盆棚(精霊棚)を完成し、お位牌を飾ることができた我が家。
いつもは、12日の朝には出来上がり、この日にお寺さんがお棚経をあげに来て下さいます。
今年は、それがコロナ禍で中止になったため、迎え火を炊く前に、やっと完成。
道路とポーチ回りも掃き清め、お部屋の整理整頓も終了。
ご先祖様をお迎えする準備がすっかり整い、何だかとてもホッとした私です。
日が暮れて暗くなった庭で、迎え火も炊きました。
ご先祖様をお迎えするのがお盆だけれど、私が心の中で描くお迎えの対象は何と言っても、旦那様と私を育ててくれた両親。
そう思うと、準備に心が弾みます。
もちろん、基本はご先祖様すべてをお迎えする。
その気持ちに変わりはありませんけれどね。
私は、平日はいつもお位牌を仏壇から出し、身近に置いて暮らしています。
そして毎朝、声をかけ、感謝の気持ちと近況を伝えています。
ですから久しぶりに会うと言った感覚ではないのですが。
お盆には、やはり格別な情が湧いてきます。
実は、その前日までの三日間、毎日、私は外出。
恐ろしいほどの猛暑でしたのに、いつも出掛けたのは、昼下がりの一番気温が高い時。
十日はすでに記事にした盂蘭盆施食会の日。
十一日は、夫と両親の菩提寺にそれぞれお布施を納めに郵便局へ。
十二日は、急に思い立って美容院に。
鳩居堂の便せんと封筒を久しぶりにネット通販で買い求め、
認めたお手紙と共にお布施を両お寺にお送りしました。
今年はコロナ禍でお棚経もなく、お墓参りの広島行きも中止でしたから。
こんなことする必要はないのかもしれませんが、何かしないと気が済まない性格の私です。
今回、私が購入した便箋と封筒。
若い頃は、銀座の鳩居堂本店によく出かけたものですが、今はもう無理。
稀にみる猛暑の中、連日出かけた私に、妹は少々呆れかえているようでした。
「信じられない!」と言って。
美容院行きは、確かにちょっと無駄な行為に思えないでもありませんが。
後の二日間の外出は不要不急ではありませんでしたから。
こんな多忙な毎日でしたから、十三日にお盆棚が完成し準備がすべて整った時は、本当にホッとしました。
そのせいか、13日の夜はぐっすり6時間熟睡。
翌日は、清々しい朝を迎えることができました。
次女家はお盆休みの前から一週間、義父母様の蓼科の別荘へ。
コロナ禍で、都心に住む長女家も今年は我が家に来るのは無理そう。
だから今年のお盆はひとりで過ごす予定だったのだけれど。
声をかけてみたところ、15日なら大丈夫とのこと。
長女家は、密になり過ぎるのを避けて、Mちゃんだけがお墓参りも兼ねて、我が家に来ることになりました。
久しぶりなので、本当に嬉しい!
それなら、と一人ご飯のために準備した食材をできるだけ使用し、私の腕を振るうことにしました。
夫も両親も、子供達や孫たちに会え、どんなに喜ぶことでしょう。
みんなで、コロナ禍の暗い世相を吹き飛ばすような明るいひと時にしたい、と願っています。
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