私が、折々で開いて読んでいる本があります。
暮らしがマンネリ化、或いは気持ちが疲れてきた時などに読むと、元気が出る本と言えばいいでしょうか。
如何にも女性向きな書物。
文学書と言えるようなものでは全くないけれど、私は五十代の頃から、折に触れ、目をやり手に取り、枕元で読んできました。
実は、このブログのタイトルも、この方の著書の題から思い付いたものです
その作家の名前は、清川妙さん。
数年前に亡くなられ、それを知った時は、とても驚き残念で、寂しさひとしおでした。
清川妙さんの著書から、私は学ぶことがとても多くて。
私の心の成長の導き手になって下さった方、との思いでいます。
今更ながら、一度くらいお話を伺いに、清川妙さんのお教室を訪ねてみたかった、と。
残念でなりません。
清川妙さん以外で、私のものの考え方に大きな影響を与えたのは、下重尭子さんの著書です。
平凡とは言えない独特な人生観の持ち主、との印象をこの作家にお持ちの方が多いのではないでしょうか。
この方の著書が、数年前にもちょっとしたブームになりましたね。
新聞広告でよく見かけました。
その頃の著書はまだ読んでいませんが、50代のころ、私はとても心惹かれ、数冊一気に読んだ記憶があります。
自分が孤独に耐えられる性格に、もしなっているとしたら、それはこの方の影響が大きいでしょう。
他人に何かを期待しない。
何事も自分がそうしたいからする。
いつも自分が中心。
この心構えでいると、自分が頑張ったことが報われなくても、余りがっかりしないでいられます。
そういえば、若い頃は曽野綾子さんの書物も愛読していました。
今私が一人暮らしになっても、淡々と不満を抱くこともなく暮らせるのは、下重尭子さんの著書を幾冊か読んで、孤独に耐える逞しさを養ってもらえたからかもしれません。
他にも、色々な思いがあるのだけれど、今日は簡単なご紹介で終わらせていただきますね。
最近では内容と言うより文章、文体そのものに強く惹かれているのは村上春樹氏の書物です。
小説は単純な私には理解しがたいところがあるので数冊読んだだけですけれど、エッセイはとても好き。
とても分かりやすい、易しい文章で書かれたものばかりです。
「遠い太鼓」はまるで自分もイタリアの街で暮らしたり旅行をしているような臨場感に浸れました。
読書は私が心がけたい所作なのですが、何故か読む時間があまり取れない。
年寄りが管理するには家が広すぎて。
毎日決められた家事の日課をこなすだけで、一日の大半が過ぎてしまいます。
せめて新聞と、他の方のブログ記事はできるだけ読ませていただくように心がけているのですが。
後は家計簿を記帳し、自分のブログを書き、時々メールを打ち、手紙を認め、趣味の本を眺めているとたちまち一日が終わってしまいます。
もっと読書をしたい。
私の今の正直な気持ちです。
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