最近ブログ上では、ミモザがよく話題にされています。
クリスマスローズと共に。
3月8日は国際女性デーで、イタリアでは男性がミモザの花束を贈る習わしがあるようです。
実は、十数年前まで、我が家の庭にも大きなミモザの木が二本植えられていました。
過去記事の画像
狭い庭には、少々アンバランスに思えるほどに大きく成長。
春先には黄色の小花をいっぱいつけ、その存在感は実に見事でした。
正に我が家のシンボルツリーとなって、春先は輝き、道行く人の目にも止まっていたことでしょう。
そのミモザが、ある日襲った巨大台風で、根こそぎなぎ倒されてしまったのは、このブログを開設した翌年のこと。
その驚きとショックは、相当なものでした。
傍に立っていたトレリスも半壊。
後で知ったことですが、ミモザは根の張りが浅い木のようです。
我が家の狭い庭にやっとの思いで立っていたのかもしれません。
ですから、倒れたのも無理からぬこと。
今もミモザが存在していたら、我が家の庭の光景は少し違う趣になっていたでしょう。
今はそこに、落葉樹のシャラの木と常緑樹のシマトネリコの木が植わっています。
その樹木を見て思う事は、ミモザは消える運命だったのかもしれない、と。
実は、前のお宅の親しい奥様に、いつかさりげなく、
「ミモザは花粉症の原因になるみたいよ」
と言われました。
確かにそうかもしれません。
私はその当時、珍しく一時期、花粉症の症状が出ました。
奥の方にお住いの奥様にも、
「電線にもかかっているし、少し大きすぎない」
と言われたことも。
そんなこともあり、少々肩身の狭い思いがする木になっていたのです。
でもミモザは、初孫のR君が誕生し幸せの絶頂にあった我が家とその後を見守り続けてくれた懐かしく愛おしい木。
大きな二本のミモザの木の姿を、私は決して忘れることはないでしょう。
拙いブログをお読み下さいまして、本当にありがとうございました。
下のバナーに足跡代わりに、ポチッのクリックをいただけると、書く励みになり、とてもとても嬉しいです。