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人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
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桑原武夫『ソ連・中国の印象』(1955)を読む

2023-02-16 05:00:00 | 読書

シベリア抑留に対する桑原武夫の意見に疑問を持ったので、『ソ
連・中国の印象』(1955)読んでみた。(ご参考→こちら


当時のソ連、中国(中華人民共和国)は、民主集中制の共産党が
「指導」する国だ(中国は現在も)。

当時のソ連も現在の中国も「言論の自由」は保障されているとい
うが、民主集中制をとる共産党に指導される国に、自由主義社会
における「言論の自由」、「報道の自由」などがあるわけではな
い(日本共産党も同様?)。

本書を読むと、ソ連、中国はいいことづくめという「印象」を受
ける。無論、桑原氏は共産主義者でもマルクス主義者でもないし、
仏文学など学問的業績は偉大なものであるが。


そもそもsightseeingで行くなら別だが、一~二週間でその国のこ
とが分かるわけではないだろう。


『誰も書かなかったソ連』が新鮮で、大宅賞を受賞したのには訳
があるのでは。


桑原武夫『ソ連・中国の印象』(1955)
林健太郎「共産国 東と西」(1967)
鈴木俊子『誰も書かなかったソ連』(1970)

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○松竹信幸氏の除名問題
2/6 松竹伸幸氏が共産党を除名される。
2/8 朝日社説「共産党員の除名 国民遠ざける異論封じ」
2/9 共産志位委員長 朝日の社説に反撃
2/10 毎日社説「共産の党員除名 時代にそぐわぬ異論封じ」
2/14 産経社説「共産党の除名騒動 危うい強権体質が露わに」
(2/14現在)
共産党は連日のように「しんぶん赤旗」(注:「アカハタ」とい
う名前の時期もあったが。)はじめ、いわゆる執行部が反撃して
いる。
いかにも「民主集中制」の面目躍如といえるのかもしれない。


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