人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
現在は、暇に飽かして、日々更新。

高沢皓司『宿命』 

2008-10-23 05:48:21 | 読書
この本(新潮文庫)は(ノンフィクションとして)おもしろい!--とくに昭和45
(1970)年の「よど号」ハイジャック事件があったことを知っている人にとって
は。人(ひと)に薦めて感謝されたこともある。

著者高沢皓司は昭和22(1947)年生まれの団塊の世代。元「共産主義者同盟(ブン
ト)赤軍派」の活動家。「よど号」事件の主犯田宮高麿の友人だった。




「『よど号』亡命者たちの秘密工作」というサブタイトルが付いた作品は、第21回
講談社ノンフィクション賞を受賞している。審査結果は満場一致だったという。普
通の文字サイズの新潮文庫にして670ページを超える大作である。さぞや製作ノー
トも大部となったことだろう。


この本は、著者が「よど号」ハイジャック・グループを追いかけた記録(まさしく
ノンフィクション)。「事実は小説より奇なり」である。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 竹村彰通先生 | トップ | 『カラマーゾフの兄弟』はお... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

読書」カテゴリの最新記事