11月2日(土)18時半よりアークホテル仙台青葉通りにおいて「淳ちゃん、
佳(よ)っちゃん 歌を唄う会」が開催された。この会に集まった人は90人
以上の大勢。これだけの規模を実際に企画するのは大変なことだろう。
この日は、淳ちゃん(Jさん)、佳(よ)っちゃん(Yさん)が「究極の選曲」と称
して、それぞれ9曲、そして14人のゲストが1曲ずつ歌った。
「淳ちゃん」(Jさん)の「私のお父さん」(「ジャンニ・スキッキ」より、プッチーニ)
で幕開け--いきなりすごい曲を歌われた。
「佳(よ)っちゃん」ことYさんの1曲目「オンブラマイフ」(ヘンデル)
レチタティーヴォから、王様にふさわしい。(女性も歌う歌だけれど)。
ワグネル I 先輩の「An die Musik」(シューベルト)
ドイツリートらしいキッチリした歌唱。
T嬢の「Die Liebendes shreibt」(メンデルスゾーン)
写真がないのが残念だが、流れに乗った、いいお声だった。
Yさんのご次男Mくんの「さくら」(森山直太郎)
若々しい、思い切りのいい歌唱だった。
この後で私が、6番「つなで」(信時潔)。
テンポはよかったと思うが、問題点多く、聴くと歌うとでは大違いである。
歌うとは自己嫌悪と見つけたり!?
Yさんの2曲目「丹澤」(信時潔)
「沙羅」から「丹澤」、「占ふと」という難しい歌を2曲続けて歌われた。
(「沙羅」の8曲どれもが難しいかしらん)。
地元Kさんの「カタリ」(カルディロ)
場慣れたステージマナー。強声もさることながら、カルテットで実証済みの
弱声がすばらしかった!
関学グリーOB、Sさんの「また君に恋してる」(森正明)
ご同伴の奥様に歌われたのカナ?
W先輩の「サンライズサンセット」(ジェリー・ボック)
聴いているうちに涙が出てきた。
関学グリーOB、Oさん「忘れな草をあなたに」(江口浩司)
独特の味があった。
ワグネルOB、Sさんの「もみじ」(伊藤たつ子)
さすが母音が安定している。「社長の義太夫」にあらず。
テノール佐藤淳一先生の「初恋」(石川啄木/越谷達之助)
テノールの<響き>、よく通る弱声。シロウトと比べては失礼だが、本当に
すばらしかった!
お二人の先生清水明子先生のご挨拶
「ソルフェージュから頑張っていただきました」。
Yさん4曲目「夕星の歌」(ワーグナー生誕200年)
声が好調のようだ。
Yさんの6曲目「小さな空」(武満徹)
三木さんのマリンバ付きで、しゃれたステージだった。
19:35 「楽天2:0でリードだそうです」に会場大盛り上がり。(日本シリーズ
第6戦)
Jさんの4曲目「我が母が教え給えし歌」(ドボルジャーク)
この曲を聴くと泣けてくる。
Gさんの「こどく」(クルティス)
テノールかしらん、歌ってみたいと思わせるいい曲を選曲された。
ワグネルOB、Aさんの「ただ憧れを知る者のみが」(ロシア語歌唱、チャイ
コフスキー)
「憧れ」あふれる真摯な歌唱だった。
関学グリーOB、Mさん「Love's old sweet song」(モロイ)
伸びる声がすばらしい。この方、昔は剣士だったとか。(赤胴鈴之助?)
Yさんのご長男「僕の願い」(「ノートルダムの鐘」より、アラン・メンケン)
音大卒、ミュージカルでご活躍。若々しい声がすばらしい。
ピアニストのご紹介;左から菊池さん、鈴川さん、野田さん
みなさん伴奏がお上手だった。
Yさん7曲目「花林(まるめろ)」(畑中良輔)
会場にはだいぶお酒が入っているだろうにもかかわらず、シ~ンとして静聴、
しわぶき一つ聞こえない。
仙台一高時代のご友人TさんよりYさんへプレゼント
Jさんの6曲目「鐘が鳴ります」(山田耕筰)
これもポピュラーだけに難しいが、立派な歌唱だった。
Yさんの9曲目「プロヴァンスの海と陸」(ヴェルディ生誕200年)
こんな高音、こんな声量は私には本当に歌えない。
最後は、名古屋から出席のワグネルOB、 I さん指揮による「遥かな友に」の
大合唱
お開き後は場所を変え、二次会と称して夜遅くまで盛り上がった。早寝の私
には年1回あるかないかのことであった。
いつも当ブログを愛読いただいているTさんと名刺を交換する。Yさんとブログ
を通じてのご縁である。この歳になると「ご縁」という言葉を実感する。
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新日本フィル第517回定期演奏会
11月8日(金)
9日(土)はワグネルの練習と重なったので、金曜の「第1日」に振替えても
らった。(→1F-28-38)
<プログラム>
G.マーラー 交響曲第7番 ホ短調「夜の歌」
指揮;ダニエル・ハーディング
コンサートマスター;崔文洙
7番「夜の歌」は演奏される機会がさほど多くない。しかし聴き慣れるといい
曲である。ホルンが大活躍、第4楽章には、ギター、マンドリンが登場する。
第2、第3楽章などブルックナーより親しみやすい。
この日は、この曲だけ。「休憩はございません」という案内が出ていた。
ハーディングは、バーンスタインほどホットではない(--バーンスタインほど
ホットなマーラーはないかしらん。)が、とはいえザッハリッヒでもない。
はたしてすばらしい演奏に、私はブラボーを3回叫んだ。
演奏後はテナーホルン、ホルン、木管グループ・・・・・・と立たされていった。
ホルンの吉永さんもよかった!新日本フィルは弦も管もいい。
当日のタイミング( )内はショルティ/シカゴのタイミング
第1楽章 22分(21:33)
第2楽章 16分(15:45)
第3楽章 9分( 9:18)
第4楽章 11分(14:31)
第5楽章 17分(16:25)
8:42 終演
評論家の東条さんにまたもお会いしたが、氏も満足されたのではないかし
らん。それにしても、仕事とはいえ、毎日音楽会に行くのは疲れることだろ
う。→ご参考。
(注)「評論家」の評論が的を得ているとは限らない。あくまで自分の耳を
大切にすべき、カナ。
ハーディングは、演奏会後、いつもながら、CD購入者へサイン会のファン
サービス。お疲れだろうに頭が下がる。
*帰りの路上では早稲田大学交響楽団の方たちがチラシ配りをしていた。
プラットホームを降りて、東京スカイツリータウン方向へ
半蔵門線は南口の案内が出ているが・・・・・・
北口改札口に行くとちゃんと半蔵門線の案内がある。
夕食は錦糸町のつばめグリルで
ブイヤベースのおじや(冬季限定?) ふたを開けるとグツグツと。
11/8 18:40 大ホール入口
会場前で待つ学生さんたち
あとで分かったが「学生券」がお目当てのようだ。開演5分前に空席があれば
(if any)1000円で入場できる。むろん学生証明書が必要である。
当日のプログラム
上がD.ハーディング、下がサントリーホール・シリーズのC.U.マイヤー
予習に利用した第7番「夜の歌」のCD
バーンスタイン2回目の交響曲全集
ショルティ/シカゴ交響楽団
ショルティはザッハリッヒで情緒がなく、好きではなかったのだが、マーラー
を聴くと印象が変わる。マーラーがどのような曲なのか、よく分かる演奏。
DECCAの録音がすばらしいが、演奏会場ではたしてここまで聴こえるだろ
うかとも考える。
ちなみにマーラーもバーンスタインもショルティもユダヤ人である。
* * * *
週間フォト日誌
11月4日(月・祝)
秋深し
ドウダンツツジもいつの間にか紅葉に・・・・・・
11月5日(火)
急速に秋が深まってきた。6時前に家を出る時は寒いくらいだ。
11/5 8:05 本郷通り
神田駿河台3丁目
11月6日(水)
「ローエングリン」の楽譜は常に持ち歩く。
奥の喫煙スペースは混んでいる。
「ローエングリン」の暗譜を必死でやっていたら、灰皿を持ったH部長が笑い
ながら「おはようございます」。今日は早出当番のようだ。
11月7日(木)
今日もひたすら「ローエングリン」!やってもやっても覚えられない。
神田駿河台3丁目 日大理工学部交差点より
今日は、スープストックお茶の水店で夕食
東京芸術劇場
5階シンフォニースペース
「ローエングリン」Ⅰ~Ⅵを通す。(Ⅵは少々の時間)。
責任者より「この時期は一回は譜面を落として歌ってください。どこが曖昧な
のか分かるので」と。シ~ン。
最後にアンコール曲を練習。曲名は本番当日のお楽しみ!
11月8日(金)
新日本フィル定期演奏会。→上記のとおり。
11月9日(土)
13時から17時まで、4時間の練習。現役、OB合同である。(於池袋)
この日のドウダンツツジ
二子玉川で急行に乗ろうと思いきや、「藤が丘で人身事故が発生しました」
と出発が7分遅れとなった。
西新宿に13:02到着
新宿村スタジオ 練習に10分遅刻してしまった。
まずは須田さんによる発声練習
Topパート集合~!音の確認。ド♯が難しい。
この日は佐藤正浩先生(指揮)、小濱妙美先生(ソプラノ)、平野忠彦先生
(バリトン)に来ていただいた。
13時半から約1時間、ソリストとの合わせを練習。
ローエングリンの呉(くれ)くんがお二人の先生から「すばらしい」と褒められる。
呉くんは、この日が22歳の誕生日であった。
3人の先生方が打ち合わせ中
お二人の先生は一流のプロだけあって、ああしてこうしてと言えば分かる
らしい。
休憩中
練習ピアニストの永澤さんに
「ブログにご紹介しておきました」
とお話したら、
「はい、拝見しました。ありがとうございます」
と。
礼儀正しいお嬢さんである。
何をしているのかしらん?--本番のお楽しみ!
最後にアンコール曲を15分ほど練習し、18:35に終了。
来週は本番である。
「風邪をひかないように(手洗いとうがい!)」(佐藤先生)。
練習終了後は、同期のAさんと後輩のAさんと、冗談を言いながら丸ノ内線
で帰った。
ワグネル男声合唱団のHPで当日チケット販売中!
当日券もあるでしょう。
今年は「昭和88年」。ということは今から40年前は、私が4年生の定期演奏
会(第98回)を迎えていたのだ。
その年の定演はワーグナー「タンホイザー」であった。ワーグナー生誕160
年。畑中先生52歳。
今年は・・・・・・
関東大震災90年
学徒出陣70年
ワグネル4年定期から40年。
[本稿は書き掛けです]。
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失礼ながら古い記事におじゃましますm(_ _)m
先日聴いたアマチュアオケの演奏会のメインがマラ1でした。初のマーラーに言葉に表せない感動を覚え、帰り道で全集を注文しました(笑)
katsuraさんに触発されてバーンスタイン版です。
慎重に1曲ずつ繰り返して聴いて、反芻しています。
この全集だけで半年は楽しめそう(`・ω・´)
夜の歌、羨ましいです。次はプロオケの緻密なマーラーが聴きたいです!
バーンスタインは音楽の「身振り手振り」も大きく、マーラーにピッタリですね~。私もつい先日彼の「2番」を聴きましたが、はたしてよかったです。
そういえば、最新号の「レコ芸」で九響がなかなか褒められていたんじゃなかったかしらん??
また寄ってください。(競馬の話題がなくてすみません)。
さっそく見てみます(`・ω・´)
バーンスタインとマーラー……、個人的にはベストマッチでは無い気がするんですが……。
この件に関しては語り始めたらキリがないので、また直接お会いしたときにでも(笑)
たしかにマーラーはいろんな演奏があります、ネ~。
私は、マーラーでショルティを「見直し」ました(笑)。
kenさんのベスト・マーラーが見つかったら教えてください。