人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
現在は、暇に飽かして、日々更新。

片山杜秀『皇国史観』 etc.

2020-05-30 05:00:00 | 読書

今年、令和2(2020)年4月に出版された片山杜秀『皇国史観』を読
む。片山先生は「思想史」が専門だ。

口語体というか会話説明調で書かれており、読みやすい。

内容的には、高校「日本史」教科書の「行間」説明・講義といって
いいのではないかしらん。先生には「博覧強記」という言葉がピッ
タリだ。

むろん歴史を擁護する立場でもなければ、裁く立場でもない。


<目次>
第1回 前期水戸学
第2回 後期水戸学
第3回 五箇条の御誓文
第4回 大日本帝国憲法
第5回 南北朝正閏(せいじゅん)問題
第6回 天皇機関説問題
第7回 平泉澄
第8回 柳田国男と折口信夫
第9回 網野善彦
第10回 平成から令和へ

「柳田国男と折口信夫」はおもしろかった。

網野善彦は、私は『歴史を考えるヒント』を読んだ時に(--それ
くらいしか読んではいないのだが。)、「うん?」としっくり来な
かったところがあったが、本書の「網野善彦」を読むとな~るほど
と思える点がある。



片山杜秀『皇国史観』(R2[2020]/4)
『ベートーヴェンを聴けば世界史がわかる』(H30[2018]/11)

『ベートーヴェンを聴けば世界史がわかる』も会話口調で書かれて
おり、親しみやすい。

「クラシック音楽とその時代」とサブタイトルを付けることもでき
る・・・・・・かな。


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