人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
現在は、暇に飽かして、日々更新。

GW最終日 「カルテット」 週間フォト日誌 『もういちど読む山川日本近代史』

2013-05-20 05:00:00 | 映画

GWは東京駅も羽田空港も大賑わい。人口の5%ほどの人が旅行に出か
けるとこういうことになるのかもしれない。私は、「大方の人」と同様、旅行
には出かけず、最後まで近場をウロウロしていた。

最終日、5月6日(火祝)は渋谷へ。ル・シネマにかかっているダスティン・
ホフマン監督「カルテット! 人生のオペラハウス」を観た。今年生誕200
年のヴェルディがミラノに建てた、音楽家たちの老人ホーム「憩いの家」を
モデルに(--イギリス映画なので「ビーチャム・ハウス」という名前になっ
ている。)繰り広げられる、音楽家たちの人生讃歌。

観客は50歳以上の人が多かったかしらん。字幕を見ずに、英語を聴いて
笑っている人がいた。

70歳以上のイギリスの名音楽家、名俳優が実際に出演している。(WHO
の定義でいう)「後期高齢者」のギネス・ジョーンズが登場、『トスカ』の「歌
に生き恋に生き」を歌い上げたのにはビックリ!だった。

<キャスト>
ジーン・ホートン;マギー・スミス
レジナルド・パジェット;トム・コートネイ
ウィルフレッド・ボンド;ビリー・コノリー
シシリー・ロブソン;ポーリーン・コリンズ
シィドリック・リビングストン;マイケル・ガンボン
ルーシー・コーガン先生;シェリダン・スミス
ボビー・スワンソン;アンドリュー・サックス

2012年/イギリス映画/99分


東急文化村の通り 左にくじら屋 正面は東急百貨店


パチンコ屋さんの開店に並ぶ人々?


BRASSERIE VIRONに並ぶ人々


左から「あかいくらやみ」(小栗旬etc.)、「カルテット!」、「ロイヤル・アフェア
愛と欲望の王宮」、「アントニオ・ロペス」


オーチャードホール入口

開場まで松濤を散策。


観世能楽堂


戸栗美術館






シェ松尾 松濤レストラン




東急文化村入口





当日券を求める行列 私はネット予約








左上がデイム・ギネス・ジョーンズ


ル・シネマ1はミニ・シアター


プログラム



予告編


ランチは渋谷ヒカリエの酢重ダイニングを13:15に予約済み。


渋谷ヒカリエ


酢重ダイニング(渋谷ヒカリエ6F)


窓際の席を用意していてくれた。








豆腐にかかったお味噌が独特で美味なり。















私には量が多かったカナ?







246との交差点 左渋谷警察署

この日は旧東横線渋谷駅オープン最終日だった。





宮城県民謡「大漁唄い込み」のパフォーマンス





壁に寄せ書きコーナーができていた。







ハチ公前交差点


昭和30年代初めの渋谷駅





新しい東横のれん街



        *        *        *        *

<週刊フォト日誌>

5月12日(日) OBの強化練習。前半は「五つ木の子守唄」から順に民謡集
の練習。後半は佐藤正浩先生、石山英明先生(ピアノ)をお招きして、「チャ
イコフスキー歌曲集」。石山先生は名古屋から上京された。

「宮沢りえがこの上(東京芸術劇場)でやっていますが、宮沢りえは2日間で
台詞を覚えたようです。皆さんはまだ1か月あるから十分暗譜できますよね」
(佐藤先生)

「6月2日の藤沢男声合唱団の定期演奏会はぜひ聴きにきてください」(佐藤
先生)残念!ながら「HAIR」を買ってしまった。

佐藤先生の練習は、いろいろ教えていただき、「情報量」が多い。練習が終わ
ると、私はグッタリ~。
第1曲「アッチェヴォー」の三連符とレガートはあいかわらず難しい。(カラヤン
のようにできるといいのだが。)佐藤先生は、練習時、出だしをハッキリ振らず、
歌うときもピアノ伴奏をよく聴いてネ、ということのようだ。

その後、「酒の一滴は血の一滴 涙は心の汗」というお店でTop会。18名が
参加し、和気藹々。私は写真係(笑)。
「あの時はね~」という「秘話」も話されたが、文字どおりオフレコ(オフレコー
ド)である(笑)。


お昼からスープストック この日は「名古屋の住人」と。














練習後、OB合唱団桑田責任者の連絡
桑田さんは「チャイコフスキー歌曲集」のバリトン・ソロも。


5月14日(火) 朝、ウトウトして三越前まで乗り越してしまった。

朝のテレビで、父親が中高生の次女、長男を殺害するというニュースをやっ
ていた。こういうニュースを聴くと嫌な世の中になったものだと思う。
しかし、一方では若い頃は興味がほかにあったり、勉強や仕事で忙しかった
り、この類のニュースは気にならなかったことだけなのかもしれない。



7:32 小田急ロマンスカー北千住行が大手町に停車中

昭和32(1957)年、私は小田急ロマンスカーの最新型(3000形)を経堂の
踏切で見た!



朝、ベローチェにて田辺聖子『やりにくい女房』(文春文庫)を読む。
田辺さんがこれを書いたのは50歳代後半のことだった。今年は85歳にな
る。

昼休みに「駿河台下」まで写真の焼き増しに。


「江戸時代、小川町は神田の西半分を占める広大な地域をさす俗称でした」
昭和8年小川町二丁目→昭和22年神田小川町二丁目






三省堂にて鳥海靖『もういちど読む山川日本近代史』(山川出版社4月30日
新刊)を見つけ、即売ならぬ即買い。

神田神保町の書店(古書店)は、日当たりの関係からみな北向き。



左は日本大学理工学部(神田駿河台1丁目)


神田駿河台3丁目のイチョウ並木

5月15日(水)






著者の鳥海靖さんは、東大名誉教授。山川の教科書も書いている。
「学界の(最新の)動向がわかる解説を設け、日本史の理解に役立たせる」
(山川出版社の案内)

1930年代講座派などのイデオロギッシュな史観--その延長、岩波新書
の『日本史』(井上清)、『昭和史 新版』(遠山茂樹、今井清一、藤原彰)など
は、学界では徐々に過去のものになりつつあるようだ。


70年代、NHKの「日曜討論」(--当時は「国会討論会」といっていたかし
らん。私は熱を入れて視ていた。)で共産党が社会党に「明治維新は革命
だったか?」と質問して(突っ込んで)いたことを覚えている。私の記憶では、
社会党の人は「えっ、そりゃ、革命でしょう」と答えていた。今から考えれば、
その時出演していた社会党の人は労農派系(社会主義協会)ではなかった
のかもしれない。司会は岡村和夫さんだったかな?


私は大学経済学部受験にあたって、高校3年の時に、長洲一二『日本経済
入門--世界一の成長がもたらすもの』(カッパブックス)を読んだ。それに
は、経済の「二重構造」(大企業と中小企業の格差)が日本経済の「後進性」
として指摘されていた。
長洲さんには、その後、神奈川県知事としてお世話になった。


本書、p233「日本ファシズム」論をめぐって、p239ドイツ熱の高まりなどの
コラムもおもしろい。

なお、本書は「7太平洋戦争の勃発から敗戦へ」までで終わっている。


歴史はまずは「事実」である。最近、私はよかったことも悪かったことも「歴
史」だと考えるようになった。
織田信長を、今日、大虐殺(比叡山焼き討ち)の張本人と批判する人はい
るのだろうか?(一部にいるのかもしれないが)むしろ「近世」の扉を開いた
として評価する人が多いのではないかしらん。

(--もっとも勝海舟がいうように、人の評価は、株と同様、上がったり下が
ったりするものだが・・・・・・。)









5月16日(木)









この日は野らぼーで夕食 讃岐うどん+さつま芋天(550円)

「こんにちは~」とお店に入ると店員さんから「あら、お久しぶりで~す」と声
を掛けられた。


「ふるさとをめしあがれ。 善通寺のうどんです」


「食事のときぐらいは、仕事を忘れてのんびりしてほしい」


ドトール神田小川町2丁目店


文京シビック地下1階多目的室


指揮は須田さん、ピアノは永澤さん

この日は現役が来てくれた。1月の現役定演のCDをもらう。DVDは注文し
なかったが、DVDは著作権の関係から『Hair』が削除されたそうだ。著作
権はややこしい。
現役のマネージャーに「人生ブンダバーをよろしく!」といったらキョトンと
していた。

早速に聴いてみたが、当日の印象同様いい演奏だった。

帰りは先輩数人と一緒にまっすぐ帰宅。某先輩が新国立の『ナブッコ』のゲ
ネプロを聴いてこられたという。名匠カリニューニの指揮。新国立歌劇場合
唱団の合唱もすばらしいらしい。行きたいのはヤマヤマだけれど・・・・・・。


5月17日(金)


ベローチェの割引券 在庫はまだある。





17:20 新御茶ノ水駅に出動 ご婦人が具合が悪くなられたらしい。
「救急車を呼ぶとなぜ消防車も付いてくるの?」


5月18日(土) 花を求めて・・・・・・三千里? せいぜい5kmかな。

2013/5/18撮影




バラ




















ヤマボウシ





アジサイの花はまだ








ブラシの木











ここにも


慶應の小学校 1年生しかいない。





何をしているんだろう?


いまはサツキ でしょう


ツツジの花はもうおしまい。


5月19日(日) 中村博之さん企画制作第32回かながわゴールデンコンサ
ート2013(於神奈川県民ホール 小ホール)へ。

詳しくはまた来週、当ブログにて。


今週5月24日(金)は畑中良輔先生の一周忌である。1年前のことを思い
出し、自分のブログを読むと涙が出てくる。

*5/6(月)に閲覧数2582を記録!読者に感謝です。


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2 コメント

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渋谷駅前 (sho)
2013-05-21 22:21:37
忠犬ハチ公の映画が思い出されます。今回も随分写真が多いですね。素晴らしいです。
チャイコフスキーはやはり歌曲集、メロディー以外はピアノを聴いていれば何とか歌えるものです。特にセカンドはフルで歌えるのは1曲目と3曲目だけです。
返信する
Re;渋谷駅前 (katsura1125)
2013-05-22 05:34:01
shoさんコメント有難うございます。

どこへ行くのもカメラと一緒、「ライフログ」みたいになってきましたね~(笑)。そのうちスクープも・・・・・・(笑)。

shoさんもブログを始められては?
返信する

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