人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
現在は、暇に飽かして、日々更新。

有吉佐和子『開幕ベルは華やかに』(新潮文庫)

2009-10-10 05:00:57 | 読書
[10月10日は昔でいえば体育の日である。45年前のこの日(今年と同様土曜日)は
東京オリンピックの開会式だった。今年生誕100年になる古関裕而作曲のオリンピ
ック・マーチに合わせて入場する日本の大選手団をテレビで観たことを昨日のこと
のように覚えている。(年齢が分かる?)]

書店で、どうした風の吹き回しか、小説それも有吉佐和子を購入した。有吉佐和子
は30年近くにわたって活躍したが、残念ながら昭和59(1984)年53歳で亡くなっ
た。今生きていればまだ78歳である。

有吉は劇作家、演出家としても活躍したが、本書はまさしく演劇界を舞台に次々と
起こる不可解な事件--傑作ミステリー長編である。

有吉佐和子は初めてだったが、名文家というよりはストーリー・テラーに分類され
るだろう。機会があれば、有吉の『複合汚染』、『恍惚の人』・・・・・・などにも挑戦
してみたい。


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