何年前になるだろう、電機通信大学の哲学教授中島義道を知ったのは『ウィーン愛
憎』を読んだ時だった。それ以来、書店にも平積みを見かけるようになった。『私
の嫌いな10の言葉』、『私の嫌いな10の人びと』、『「人間嫌い」のルール』等々
結構売れている。著者を買う編集者がいるのだろう。
『私の嫌いな~』などはさらっと立ち読みですませていたのだが、題名にひかれて
本書を購入した。著者はテレビに出たり、大学の雑用を引き受けたりすることを諌
(いさ)めている。
<目次より>
1.「繊細な精神」のすすめ
2.「批判精神」のすすめ
3.「懐疑精神」のすすめ
4.「自己中心主義」のすすめ
5.「世間と妥協しないこと」のすすめ
6.「不幸を自覚すること」のすすめ
第1章の「暴力的な『和』の雰囲気」(本書p67~p70)は立ち読みでいいから、ぜ
ひ一読されることをおすすめする。
本書のテーマは、ひと言でいえば「哲学すること」のすすめということになろう
か。「付和雷同」への嫌悪がここにはある。
文章も他人をあまり意識するといいものが書けない。(--まったく他人を意識し
ないで書くのは難しいが。)「妥協」せず、自分の、真に書きたいことを書いたほ
うが、自分で読み返してもおもしろい。
憎』を読んだ時だった。それ以来、書店にも平積みを見かけるようになった。『私
の嫌いな10の言葉』、『私の嫌いな10の人びと』、『「人間嫌い」のルール』等々
結構売れている。著者を買う編集者がいるのだろう。
『私の嫌いな~』などはさらっと立ち読みですませていたのだが、題名にひかれて
本書を購入した。著者はテレビに出たり、大学の雑用を引き受けたりすることを諌
(いさ)めている。
<目次より>
1.「繊細な精神」のすすめ
2.「批判精神」のすすめ
3.「懐疑精神」のすすめ
4.「自己中心主義」のすすめ
5.「世間と妥協しないこと」のすすめ
6.「不幸を自覚すること」のすすめ
第1章の「暴力的な『和』の雰囲気」(本書p67~p70)は立ち読みでいいから、ぜ
ひ一読されることをおすすめする。
本書のテーマは、ひと言でいえば「哲学すること」のすすめということになろう
か。「付和雷同」への嫌悪がここにはある。
文章も他人をあまり意識するといいものが書けない。(--まったく他人を意識し
ないで書くのは難しいが。)「妥協」せず、自分の、真に書きたいことを書いたほ
うが、自分で読み返してもおもしろい。
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