人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
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St. Paul's Glee Festival(立教大学グリーフェスティバル)

2009-06-28 07:57:26 | 音楽
6月21日(日)、立教大学「グリーフェスティバル」がわが沿線(住吉駅ティアラ
こうとう)で開かれるとあって、雨の中「取材」に出かけた。

<プログラム>
校歌「栄光の立教」→こちら
第1部 学生ステージ(立教大学グリークラブ)
1.混声合唱「愛唱曲集より」(指揮;三上翼、徳田拓也、ピアノ;内木優子)
第2部 OB・OGステージ
2.「各国の宗教曲」(セントポール・シニア・グリークラブ)(指揮;後藤勝巳、
ピアノ;小阪幸代、オーボエ;湊貞男)
3.「日本抒情歌曲集」(OB・OG混声合唱団トリニティコール)(指揮;田中秀
男、ピアノ;横山博)
--休憩(10分間)--
4.「メンデルスゾーンの3つのモテット」より(女声合唱団しおん)(指揮;湊晋
吾、ピアノ;前田勝則)
5.「トスティ歌曲集」より(OB男声合唱団)(指揮;高坂徹、ピアノ;内木優
子)第3部合同ステージ
6.T.L.deヴィクトリア「Missa O quam gloriosum est regnum」より(指揮;田中
秀男)

(以下、私のつたない印象です。)
1.
正面山台に6段+左右のそでに3段=160人(!)。「第九」も歌える大人数にビッ
クリ!!愛唱曲だけによく歌いこんである。

2.
哀愁帯びたオーボエの音がすばらしい。男声18人。宗教曲が続く。3曲目の英語の
歌「神を信じましょう」は上手かった。米国の大教会が目に浮かぶ。

3.
創立30年の混声約30人。「浜辺の歌」は難しいが、なかなかよかった!「箱根八
里」もメリハリがあった。ピアノ伴奏にちょっと感心。

休憩中に1階席(1~2F)から2階席R(3~4F)へ移動。

4.
休憩後の後半に入って、声がガラッと変わった。女声12人の「少人数合唱」。「モ
テット」は恥ずかしいことに知らない世界である。声の均一性がとれている。

5.
若手OBも混じる男声30人強。よく歌った。カレーラスの熱唱(CD)を思い出
す。思わず、ブラーボッと叫んだ。もう一人1階でブラボーーと叫ぶ人あり。ソリ
ストも健闘!

6.
合同演奏前に、上品な皆川達夫先生(82歳?大変お元気。)登場!真の開口一番、
「これが立教のよさであります」にしびれた。「世の中、勝ち組と負け組み
が・・・。ところが立教では人を押しのけることはしない・・・、ここで拍手がほ
しいところであります」(大拍手)。先生の学術的な曲目解説の後、ア・カペラの
ミサが演奏された。ティアラこうとうが大きな教会になった。

<アンコール>
「行け立教健児」(第1応援歌) →こちら
 宇都宮短大星野和夫先生の編曲。デュナーミクのある演奏。なぜか涙が出た。
「St. Paul's will shine tonight」 →こちら
 定番。250人(?)の大合唱!



最後の最後に再び皆川先生がゆっくり登場、中央に進み出ると、客席へのおじぎも
なく、音取りが始まった。静かに、私の大好きな、賛美歌405番がなにげなく「神
ともにいまして」と歌われだした瞬間、私の目からポロポロと涙があふれだし、止
まらなくなった。皆川さんしか目に入らない。三番をハミングで歌うと、途中で皆
川先生は静かに下手に下がって行かれ、拍手もないまま、徐々にステージが暗転と
なって演奏会が終わった。外へ出たらまだ雨が降っていた。



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