4月7日(金)、翌日がワグネル・ファミコンと重なったため、土曜の新
日本フィル定期チケットを金曜に振り替えてもらった(すみだトリフォ
ニーホール)。この日から音楽会サンレンチャンである。
<プログラム>
1.ブラームス ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.77
2.ドヴォルザーク 交響曲第7番 ニ短調 op.70 B.141
指揮;上岡敏之
ヴァイオリン;ヴァレリー・ソコロフ
コンサートマスター;崔文洙
いつもながら、つたないコメントを・・・・・・ ( )内は概算演奏時間
休憩をはさんでの二本立てだが、上岡さんの場合、アンコールもある
かもしれない(実際にあった)。
私の横の席は4つ空いていたが、すぐ後ろの人気席(C席)はギッシ
リである。
先日、3月21日の都響定期では、ブラームスのピアノ協奏曲を聴い
たが、日を置かずして、今度はヴァイオリン協奏曲だ。ブラームスは、
R.シューマンに天才ピアニストとして「発見」されたが、最初に学んだ
楽器はヴァイオリンだった。
このヴァイオリン協奏曲は、当時一級のヴァイオリニストJ.ヨアヒム
の助言も得て、作曲された。
ヨアヒムは、リスト、ワーグナーから離れ、シューマン夫妻、ブラーム
スにやってきた人で、ハンガリー地方に生まれた、ユダヤ人のよう
だ。このヴァイオリン協奏曲の初演ソリストである一方、ブラームス
の交響曲第1番ではイギリス初演を指揮している。
1.ブラームス ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.77
ソリストのV.ソコロフはウクライナ出身。長身で178cmはあるので
はないかしらん。細いフレームの眼鏡をかけ、黒の上着にグレーの
ズボンといういで立ち。
オケは12型のようだ。コントラバスは4丁。
この曲は、今までにあまり聴いたことがない。せいぜい数回だろう。
(1)Allegro。出だしのゆったりした感じは、少し交響曲第2番に似
ている。いずれもニ長調だ。作品番号も73と77で近い。
始まって3分ほどしてソコロフが入る。上岡さんは、ところどころ左手
で手すりに寄りかかっての指揮。先日のピアノ協奏曲第1番ではな
いが、ヴァイオリン・ソロとオーケストラの「競演」だ。沈んだ音楽は
いかにもブラームス。新日本フィルもアンサンブルよく、音がいい。
(14分)
(2)「緩」--adagio楽章。出だしは、明るい夜明けのイメージ--
管のアンサンブル。古部さんのオーボエ・ソロが美しい。ホルンには
客演で濱地(宗)さんが入っているようだ。ソロの主題もまた美しい。
(9分)
(3)すぐの第3楽章。出だしからソコルフが全開。ダイナミックなメロ
ディー。第1、2楽章はこのメロディーの序奏だったのかしらん。上岡
さんは首を振りながら、音楽も生き生きと、キレがある。ソコロフも集
中。(8分)
演奏が終わるや、ソコロフは上岡さんと抱き合い、コンマスとは握手
した。
拍手が続く中、ソコロフは何も言わずにアンコールへ。誰の曲かしら
んと思いながら聴いていたが、あとで確認すると、クライスラー作曲
「レチタティーヴォとスケルツォ・カプリース」op.6だった。--初め
て聴いた。
2.ドヴォルザーク 交響曲第7番 ニ短調 op.70 B.141
ドヴォルザークの交響曲というと、第9番「新世界」が思い浮かぶ。し
かし、いささか耳タコで、吉田秀和さんは「新世界」がラジオから聴こ
えてくるとスイッチを切ってしまうことがあったという。
第8番はカラヤンが好きだった。日本にも持ってきたことがある。そ
れはとまれ、今回は、それらに比べると演奏される機会の少ない第
7番である。
いつもながら、第1ステージとは異なり、崔さんも一緒に登場。弦は
14型。
(1)低弦からの、荘重というかやや不気味な出だし。その後の生き
生きとしたデュナミークがすばらしい。上昇と下降を繰り返す。第1
楽章からティンパニも活躍だ。たたみかけも心に響く。(10分)
(2)コラール風の旋律がバランスよく響く。4本のホルンも上手い。
上岡さんは、気持ち長めの指揮棒を柔らかく使う。ドヴォルザーク
の郷愁を感じる。(9分)
(3)スケルツォ。A-B-A形式。私の好きな楽章。上岡さんはいき
なり動き、音楽が流れる。新日本フィルも、あたかも指揮なしでもで
きるかのごとく、乗っての演奏。デュナミークを大きくとった演奏です
ばらしい。(7分)
第7番に馴染みのない人も、CDでもYouTubeでも、騙されたと思
って、第3楽章だけ繰り返し聴くとこの曲のよさが分かるのではな
いかしらん。
(4)上岡さんは、ほとんど譜面台の楽譜を見ない。左手の上げ下げ
でクレッシェンド、ディミヌエンド。終盤はあきらかに全員が集中し、
大きく盛り上がった。(6分)
上岡さんは二人のコンマスと固い握手。フルート、オーボエ、クラリ
ネット、ファゴット・・・・・・と次々に立たせた。
足早に帰ろうとする人もいる中、おなじみとなった(?)アンコール。
ドヴォルザークの「スラブ舞曲」、有名なop.72の2。基本、3拍子を
一つに振った(5分)。これでおしまいと思ったら、さらに最後は72
の1で盛り上げてくれた(3分)。
(掲示板には「op.72の1、2」とあったが、「2、1」の順である)。
先月も書いたが、今後の上岡/新日本フィルが楽しみだ。
プログラム
17:01 満開の山桜
17:01
17:01
17:01
17:06 チューリップがどんどん咲いている。
17:06 アジサイは「準備中」
17:06 八重桜はまだまだだ。
17:10
17:10 満開のソメイヨシノ 桜通り
17:11
17:11
17:11
17:12
17:12 青空がバックだとよく映える。
17:14
17:24 あざみ野
18:23
18:27 錦糸公園で桜まつりをやっていた。
18:28
18:28
18:29 テントも登場
18:37
18:39 振替えチケット引き換えコーナー
18:41 開演前のロビー・コンサート
18:42
18:42
18:52
19:57
19:58
20:04
20:06 すみだトリフォニーのトイレはINAXだった。
21:15 中央林間行急行
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