音楽之友社から出版されている『声楽ライブラリー』というシリ
ーズがある。初版は40年以上前になる。
私は、30年ほど前にヤマハかどこだったか、まず「1技法の基礎
をさぐる」を見つけ、購入した。
本書は「声楽を学ぶ人々に寄せられた助言集」であり、「1」の
執筆者36人は、ほとんどが一流の「声楽家」だ。その方々によ
る、実際の「体験談」などが綴られている(中には既に亡くな
られた方も)。
最近、書斎の本棚に仕舞われてあるのを見つけ、改めて読み直し
てみると、30年前に読んだ時よりも、それらの「体験談」を読む
だけでおもしろかった。
--今の私は、練習もせず、したがってほとんど声も出なくなり、まったく歌
えない( ∴ 歌わない)のだが。
むろん本書を読んだからといって歌が上手くなるわけではない。
--いくらレッスン書を読んだからといって、ゴルフが上手くな
るわけではないのと同様に(笑)。
「よい先生(師匠)」が必要であることも、声楽とゴルフの共通点?
一流の声楽家でも、何よりも「日々の」努力や、広い意味での
「精進」が大切なことが本書を読むとよく分かる。
私には「聴く」ことができても、歌えるわけがない(笑)。
いささか余談だが、それこそ30年以上前になるかしらん、プロゴルファーの小
林浩美と河野高明(1940-2010)だったか、「何日くらい練習を休むとだめで
すか?」と訊かれ、小林が「一日でしょうか」と答えたのに対し、河野(兄)
が「私の場合は一日でも休むとだめですね」と答えていたのが印象的だった。
自身のためのMemo)印象に残った一文より
○声は出すより鳴らすもの(伊藤京子)
○声は出すと思ってはいけない。あけて待っていればやってくる
(江口元子)
○3日練習を怠ると聴衆にわかる(大谷洌子)
○「発声法」は「呼吸法」に尽きる(栗林義信)
○なによりも<音楽は魂の産物>だ(渡辺明)
○まずは<耳作り>を(中島基晴--康晴さんの父)
○詩から音楽へ(村田健司)
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歌がお好きなのですね。
私もこの10年ほど、毎日ボイトレをしています。
ただいろいろあって、ずっと独学で・・。
やらないよりマシ、くらいの練習です💦
題名に興味を惹かれて記事を拝見しました。
読んでみて良かったです。
あとでAmazonで探してみますね。
教えてくださり有難うございました。
1月も早くも半ばですが、良い年始めの月をお過ごしください😊
>katsuraさん、ご訪問といいねを有難うございます。... への返信
早速のコメント有難うございます。一番いいのは信頼のおける、音大声楽科出身の先生につくことかもしれません。月謝は8千円から1万円でしょうか。