4/19 『グランドフィナーレ』

「老後生活」は忙しい。定年前は25日が給料日だった。働かないでお
金（年金）が頂けるのは、いまだピンとこない。
4月19日（火）、渋谷、東急文化村のル・シネマで『グランドフィナーレ』
を観た。

オンラインチケットで指定席を購入。オンラインチケットは、上演60分
前まで購入できる。この日、火曜日サービスデーは入場料が1,100
円均一とあって、混雑していた。

スイス・アルプスの高級ホテルを舞台に、老境の作曲家の「再生」を
描いたヒューマンドラマだ。

大まかに言えば、功成り名遂げた一方、やる気を失った老人がやる
気を取り戻す姿を描いたものといっていいかしらん。原題はズバリ
『YOUTH』だ。


チラシなどの宣伝を順不同に並べると・・・・・・
・全てを手に入れた天才音楽家が見つけた人生の真実とは？
・美しいアルプスのホテルを舞台に圧倒的な映像美で描く、新たな名
　作誕生！
・大胆なシネスティック・オペラ！完璧な贅沢さ！Screen Daily
・フェリーニに継ぐ、21世紀の映像の魔術師！Time Out
・ケインとカイテルは二人の俳優キャリア史上最高の演技を見せ
　つけたNewyork Post

ケインとカイテルが演じる二人の老人の会話が、ウィットに富んだ短
文でおもしろい。

さまざまな音楽（－－ドビュッシーやストラヴィンスキーなども）が登場
する音楽映画と言ってもいいだろう。アルプスの自然を背景とした画
面も美しい。

女優役のジェーン・フォンダ77歳の迫力がすごい。－－ジェーン・
フォンダはベトナム戦争時の反戦女優として有名。私より一回り以
上年長だった。


ラストでスミ・ジョーが歌う「Simple Song #3」（演奏は、ヴィクトリ
ア・ムローヴァ、BBCコンサート・オーケストラ）は、「生きる」というこ
との意味を歌ってくれるかのようだ。
（「勝負は勝つ。人生は生きる」か。）

人生の回想シーンなのかしらん、ヒトラーなど時々分かりにくいシー
ンが出現する。また、主人公のフレッド・バリンジャーがなぜ「意欲」を
取り戻すのか？－－頭がよくないので（笑）、一度観ただけでは理解
できない？

＜スタッフ＞
監督／脚本；パオロ・ソレンティーノ
撮影；ルカ・ビガッツィ
編集；クリスティアーノ・トラヴァリョーリ
音楽；デヴィッド・ラング
美術；ルドヴィカ・フェラーリオ
衣装；カルロ・ポッジョーリ

＜Cast＞
フレッド・バリンジャー；マイケル・ケイン（82）
ミック・ボイル；ハーヴェイ・カイテル（75）
レナ・バリンジャー；レイチェル・ワイズ（45）
ジミー・ツリー；ポール・ダノ（30）
ブレンダ・モレル；ジェーン・フォンダ（77）
スミ・ジョー（本人）（52）
パロマ・フェイス（本人）（33）
ヴィクトリア・ムローヴァ（本人）（55）
（　）内は製作年（2015年）4月現在の年齢。



チラシ　左から
ハーヴェイ・カイテル
レイチェル・ワイズ
マイケル・ケイン
ジェーン・フォンダ
ポール・ダノ



プログラム　いささか刺激的？



9:28


9:29


9:32　アジサイ　未開花


9:33　八重桜


9:36　新緑の桜通り


9:45　平日のあざみ野駅


9:51　あざみ野より急行


10:15　渋谷　文化村へ


10:18　文化村通り（昔は東急本店通りと言っていた）　
くじら屋付近


10:19


10:20


10:22


10:23　文化村1階入口


10:29　6Fル・シネマ


10:30　ル・シネマ入口


10:32　上映開始を待つ。


10:44　続々と。


10:46　新聞評など


10:51　1回目は8割程度の入り。2回目は満席だった。

上映中は撮影禁止、桂きん枝。桂きん枝とは同じ学年になる。