今週は比較的「off」なので、読書関係をまとめておきたい。
先日、畑中先生『ワグネルの諸君に』の「1971年度(第96回定
期演奏会[プログラム])」を読んで、次の一節を思い出した。
ある日、私はコリン・ウィルソンの「アウト・サイダー」(注:原文のまま)
という本を読みました。この理論家は、無類の音楽ファンで、レコードも何千
枚というコレクションもあり、彼の「音楽を語る」というエッセイ集は、なか
なかのものです。この「アウト・サイダー」は、私の人生の中にひとつの視点
を開きました。
その年、12月11日、12日の定期演奏会が終わり、13日(月)に
早速『アウトサイダー』(紀伊國屋書店/550円)を購入し、赤
鉛筆で線を引きながら読み始めた。
今読み返すと、なぜそこに線を引いたか分からないのだが(笑)。
今年8月、前述の文章を読み直し、『コリン・ウィルソン音楽を
語る』(河野徹訳/冨山房/1970/9)を仕入れ、読んだ(--
今も寝る前に枕元で)。
<目次>
序 まったく個人的な前置き
1.ロマン派の半世紀
2.モーツァルトとベートーヴェン
3.現代音楽--その問題点
4.バルトークの悲劇
5.二人の神秘家--スクリャビンとブロッホ
6.ジャズ--その特質と精神
7.ディーリアス
8.イギリス音楽について
9.オペラについて
10.アメリカの音楽
なるほど書きぶりも評論家的で、おもしろい。
「10.アメリカの音楽」では「現代の」アメリカの作品につい
て考察している。
今日の演奏会で頻繁に取り上げられる作品もいいが、20世紀のア
メリカや日本の作曲家の作品をCDで聴いてみるのもおもしろい
かもしれない。--残されている時間がそんなにはないかしらん
(笑)。
左:『コリン・ウィルソン音楽を語る』 右:『アウトサイダー』
畑中先生の『ワグネルの諸君に』(非売品)
ブル先生がプログラムなどに書かれた<熱い想い>が伝わって
くる。
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