METライブビューイングでネトレプコの『愛の妙薬』を観たのは、
平成24(2012)年だった。あの時は、(指定席の)お隣がS先輩ご
夫妻で「もしかしたらローソンで買った?」、「あ、そ、そうです
(笑)」。
ネトレプコは無論のこと、オーソドックスな演出で、明るいステージ
と明るい画像が印象的だった(→こちら)。
3月14日(水)、新国立劇場オペラで、久しぶりに『愛の妙薬』を観
る。私は2階席(2階3-46)だったが、行ってみると、正面240席に
は50人ほど。--「初日」だが、平日の夜は入りが少ないのかしらん。
Cast
アディーナ;ルクレツィア・ドレイ(Sop.)
ネモリーノ;サイミール・ピルグ(Ten.)
ベルコーレ;大沼 徹(Bari.)
ドゥルカマーラ;レナート・ジローラミ(Bari.)
ジャンネッタ;吉原圭子(Sop.)
指揮;フレデリック・シャスラン
演出;チャーザレ・リエヴィ
合唱;新国立劇場合唱団
管弦楽;東京フィルハーモニー交響楽団
イタリア人リエヴィの演出は、いわゆる「現代演出」。
現代演出は、(私に言わせれば)伝統的なというかオーソドックスな
演出に「飽き」た人々が楽しむものではないかしらん。私などはオペ
ラは指を折るほどしか観ていないので、いきなり現代演出を観ると戸
惑う場合もある。まあ、難しいことは言わず、楽しめばいいのかもし
れない。
『愛の妙薬』は、プログラムにもあるが、前奏曲と13の曲(二重唱や
合唱など)から成り立っている。ネモリーノが歌う、有名な「人知れ
ぬ涙」は第11/13曲だ。ちなみに「人知れぬ涙」はアディーレのもの
であって、ネモリーノが涙ぐんで歌っているわけではない(笑)。
この日のカーテン・コール、会場の拍手が多かったは、L.ドレイ、R.
ジローラモ。たしかに、イタリアの歌劇場で活躍している、新進のL.
ドレイはすばらしかった。
パヴァロッティの弟子であるS.ピルグは既にメトロポリタンにも登場
しており、ややザッハリッヒな歌いぶりながら、弱声の出し方が参考
になる。ネモリーノ役になりきっていた。
(ご参考)→こちら。
ジローラミは、ベテランらしく、すばらしい。また、大沼さんは、思っ
たより拍手が少なかったが、役になり切り、堂々とした「押し出し」と
「声」でこれまたすばらしかった。
指揮のF.シャスランは、ウィーン国立歌劇場はじめ、METでも振って
いるとのこと。知らない実力指揮者って多いですね~。
この日も評論家の東条氏と一緒だった。
なお東条氏はじめネット上の評論や感想は読まないで書くことにしてい
る。評論家のコメントが100%「正しい」とは限らないし、読んだから、
それに影響されるというものでもないけれど。むろん私のコメントなど
は、全体から見れば極小なものだ(笑)。
ちなみに、今シーズンの新国立劇場オペラ、私は残すところ、『フィデ
リオ』である。
新国立の新シーズンは、ドイツ語、イタリア語、フランス語のオペラを
一つずつ観ようと考えている。
プログラム
17:18
17:34 あざみ野
18:04
18:08 井の頭線へ
18:21 明大前
18:28
18:31
18:34
18:35 初台着
18:38
18:39
18:39
18:40 新シーズン
18:41
18:43
18:43
18:44
18:45 次期芸術監督
18:45 開演前
18:45
18:46
18:47
20:18
20:21
20:23 赤ワイン 500円
20:30
20:31
21:48 終演
21:49
21:53
21:59 初台より
22:08 明大前で乗り換え
22:10
22:19 渋谷着
22:20
22:23
22:50
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以前、すみだトリフォニーで注意された時に、「演奏中じゃない場合も撮影してはいけないんですか」と丁重に「反論」したことがありますが、あちらからも丁重に「すみません、だめなんです」と言われてしまいました(笑)。
ちなみにザルツブルク音楽祭は、演奏中以外は、カーテンコールを含め、撮影が認められていました。
何時もの様にステージをパチリ、直後係り員から
声がけされ「お客様場内は」。チャリさんもブログに書いていましたね。Katsuraさんの終演時フォト流し撮り風(暗さでシャッターS遅いからか⁈)でつまらぬ憶測を。(≧∇≦)