人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
現在は、暇に飽かして、日々更新。

11/4 ワグネルOB定演2024 (長文)

2024-11-10 05:00:00 | 音楽

11月4日(月・祝)、晴。ワグネルOB定演2024を聴く(北とぴ
あさくらホール)。OB定演を聴くのは習志野文化ホール以来2
年ぶりだ。

「北とぴあ」は久しぶり。ネットの「乗換案内」で行き方を確認
する。大岡山乗り換えがシンプルだ。

プログラム(p11)にあるメンバーはのべ109人と大人数。3年目
となる「若手企画ステージ」も恒例となりつつ、盛り込まれてい
る。

会場の北とぴあさくらホールは王子駅からほとんどつながってお
り、至近距離にある。
神奈川県民ホールのようなオーソドックスの形のホール。客席数
は1300席だ。



チラシ


プログラム(表紙)

<プログラム>
塾歌 指揮:森泉弘一
1.信長貴富の作品より
 「夕焼け」
 「白い雲」
 「くちびるに歌を」
 指揮:須田和宏 ピアノ:永澤友衣
2.男声合唱組曲「青いメッセージ」
 作詩:草野心平 作曲:高嶋みどり
 指揮:杉原佐登司 ピアノ:田中理史
3.男声合唱組曲「ひたすらな道」
 作詩:高野喜久雄 作曲:髙田三郎
 指揮:藤井宏樹 ピアノ:岩本果子
--休憩--
4.楽しいステージ2024
 司会進行・構成:仲光甫


以下、まことにつたないコメントにご容赦を。
長くなって恐縮です。

塾歌(概算人数:84人)
どん帳が上がると既にメンバーが整列。森泉さん(S57卒)が進
み出ると拍手が起きる。
かねて「顔見知り」の人達を探すと、どうも様子がおかしい。
と思ったら、珍しいミックス・フォーメーションだった。

森泉さんは大きな指揮--とくに最後のフレーズはややゆっくり
と、大きく、堂々たる「塾歌」を作り上げた。

どん帳は下がらず、いったん退場・入場の第1ステージへ。

1.信長貴富の作品より(61人)
永澤さんは碧いドレス。須田さん(S58)はやや長めの指揮棒、
暗譜の指揮(余談だが、先日畑中先生の著書を読み返していたら、
「学生指揮者須田和宏」さんの名前を発見した)。

信長さん作曲の曲を3曲並べたステージ。譜面持ちは10数人。
 「夕焼け」
 「白い雲」
 「くちびるに歌を」
いずれもがっしりした合唱。2曲目、3曲目のドイツ語もさること
ながら、日本語がよく聴き取れて、うまい。
とくに「くちびるに歌を」の後半は大きな音楽で、グッと来た
(歌っている人たちにも自覚があったかな?)。

須田さんはいつもながらケレン味のない、折り目正しいステージ
マナー。

2.男声合唱組曲「青いメッセージ」(43人)
相対的に「若い」OBによるステージ。指揮はH4年卒の杉原さん
(平成3年、学生指揮者としての杉原さんのステージもむろん生
で聴いている)。
「青いメッセージ」もいろいろなLIVEで聴いているが、あらため
て聴くとドライというか「甘さ」のない、なかなか難しい曲だ。
撥音なども含め、「縦の線」がビシッと決まった、日本語の滑舌
のよい演奏。
終曲はパウゼもよく決まり、終盤は見事に美しかった(細かいこと
をあえて言えば、5曲目と6曲目の間はもう少し休みを取ってもよかった?)

杉原さんもキッチリとしたおじぎ。合唱団に拍手して退場。

いったんどん帳が下がったので、休憩と勘違いして席を立つ人が散見された。
どん帳が下がって、つなぎのアナウンスがあってもよかった?


3.男声合唱組曲「ひたすらな道」(75人)
6月のOB六連でも、藤井先生の指揮で聴いた曲。藤井先生はま
ことにプロらしい地味なおじぎ(まことに余談だが、ゴルファーでも
実力のあるプロほど振る舞いも服装も地味だ)
。全員暗譜のステージ。

(1)出だしから30秒たつかたたないかでグッと鷲づかみにされる。
OB六連時よりさらに成熟した演奏、と言えるかしらん。
藤井先生はピアノの岩本先生の伴奏と一体となった、拍をほとん
ど振らない、曲想を右手左手で表現する指揮ぶりだ(アマチュア
の指揮者にはマネできない。パッと見るとよく歌えるものと)。
ちょっとした手の動きに合唱が反応する。

(2)音というか言葉一つひとつに意味のある合唱だ。間奏もきれい。
何と言えばいいのか、現役時代から、途中、休みはあってもOB
として、時間を共有してきた(言い換えれば、同じ先生で「同じ
釜の飯を食った」)者たちの合唱であることを、聴いていて感じ
る。

(3)藤井先生は、指を開いたり、手を握りしめたり、ゾーンに入っ
た渾身の指揮。レシタティーボ的なところもうまい。感情に訴え
る、デュナーミクの大きな演奏。
後半の弱声もすばらしかったが、不思議と「どうだうまいだろ
う」ということを感じさせない、「音楽」そのものだった。

終わるとすぐに大きな拍手。藤井先生はここでもまことに地味な
おじぎ。先生も合唱団に拍手されていた。

--休憩--
顔見知りの先輩と談笑。
A利先輩いわく「上手いね~」。

4.楽しいステージ2024(82人)
 司会進行・構成:仲光甫
下りていたどん帳が上がると、やや暗いステージに合唱団が整列
しており、その前に仲光さん(H16)がこちらを向いて立ってい
る(8割方譜面持ち)。ステージが明るくなるや、仲光さんが足
早に指揮台へ。

(1)いきなり「ラ・マンチャの男」で幕開けだ。
一曲終わると、仲光さんの明るいトーク:皆さんこんにちは。
・・・・・・赤いネクタイをしている人が古希を迎えたメンバーです。
(拍手)(うかつにもTopの久富さんも古稀とは知らなかった)。

(2)高田さん(H9)指揮の「わが母の教えたまいし歌」(ドボル
ザーク)。この曲はいつも前奏から感情を刺激されてしまう。
ドイツ語版の巻き舌もよくそろう。

仲光さん:ワグネルと言えば忘れてならないのがダーク・ダッ
クスです。最後の金井さんも昨年6月に亡くなられました。
ダーク・ダックスを偲んでお送りします。

(3)須田さん指揮のダーク・ダックスメドレー。「銀色の道」。
暗譜、指揮棒による指揮ぶり。途中ではフィンガースナップも登
場。こなれた合唱、何より歌詞にグッと来た。
続いて「雪山讃歌」はカルテットも登場(TopはWho?と思った
ら、黒須さん(H4)だった)。
続く「慕情」では縦の線をそろえながらも、横へ流れる合唱だ。
最後は「すずらん」--会場も一体となった全員の手拍子で盛り
上がる。
須田さんと永澤さんの紹介。

藤井先生と仲光さんのトーク。
仲光さん:OBを振られて如何ですか?
藤井先生:畑中先生とやってこられた、この人たちの<声の歴史
>を感じました。

仲光さん:藤井先生のアンコールとして『水のいのち』(会場か
ら拍手)より「雨」を(拍手)。

「雨」:アンコールにふさわしく、ゆっくりとした思い入れのあ
る「雨」だった。全5曲の1曲目としてのオースドックスな演奏の
タイミングは2分10秒前後というところだが、今回は4分30秒ほど
あったのではないかしらん。ゆっくり、じっくり味わえる演奏だ
った。

仲光さん:ではフィナーレです。永澤さんと田中さん(H17)の
連弾伴奏による「明日に架ける橋」(仲光さん指揮)を。
ほとんど拍を振らず、長身の仲光さんにふさわしい大きな音楽。
英語もよかった。盛大な拍手とともにお開きとなった。

おかしな表現かもしれないが、演奏(のうまさ)に反比例して
「どや顔」を感じさせない演奏会だった。



11:38 秋深し


11:50 信号待ち


11:51 etomo


12:03 あざみ野


12:25 大岡山


12:26 南北線へ


13:12 王子着


13:13 案内に従って歩く。


13:15


13:17 2階へ


13:19 長蛇の列


13:21 ようやく入口


13:22 プログラム


13:22 花束、プレゼント受付


13:24


13:26 2階に座席を確保。
K村さんとバッタリ。
「先日は行けなくてゴメンナサイ」


13:40

2階でM井先輩とお会いして
「今日は最前列で取材?」
「いや~。お身体は如何ですか?」
「だいぶいいので、そろそろ復帰しようかなと」
「よかったです。お大事になさってください」


13:53 1階はほぼ満席。


13:53 2階席


15:20 藤井先生のカーテンコール


15:23 最終ステージの「演奏曲目」が置いてあったので撮影。
演奏会終了後に掲示?


15:28 S47、48年の責任者


15:33 これより第4ステージ


15:41 永澤さんと仲光さん


16:11 ラストステージ カーテンコール


16:13 お開き


16:13


16:15


16:15


16:17 南北線王子駅


16:22


16:42 帰りは永田町乗り換え


16:55


17:26 あざみ野に戻る。


17:28


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