人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
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高村直助、高埜利彦『日本史A』(山川出版社)

2009-05-11 05:14:51 | 近現代史
平成元(1989)年告示の高校学習指導要領から「日本史」はAとBに分かれた。B
は従来の「日本史」であるが、Aは「近現代史」を詳述したものである。

山川出版社の例でいえば18世紀半ば~現代の日本史が、Bでは185ページを割いて
いたものが、Aでは257ページで構成されているのである。

私が近現代史に興味を持ったのは浪人中の予備校時代であった。大学に入っても興
味を持続させて読んでいきたいと友人に言ったら「そんなこと考えるのは今だけ。
大学に入ったら遊んじゃうさ、ハ×3(ハハハ)」と笑われ、「反発」して主とし
て昭和史の勉強を継続し、今日に至っている。中学の教頭先生に「ワハハ、君が上
野を受けるって」と言われた畑中先生ではないが、人間今に見ていろと反発するこ
とも大切だと思う。

教科書は「歴史の流れ」を理解するにはもってこいの教材である。高校の現役の頃
は細かいことばかり覚えていたが、予備校時代はあまり細かいことにこだわらず、
何回も繰り返して読んだものである。

近年の学問的成果もほどほどバランスよく取り入れられているので、近現代史の
「通史」を理解するのには役に立つ。

朝鮮戦争の記述を参考までにあげておこう。
  南北分断状態となった朝鮮半島では、1950年6月、中国革命の成功に触発され
 た北朝鮮が、武力による国土統一を目指して北緯38度線を越えて韓国に侵攻し、
 朝鮮戦争が始まった。


(朝鮮戦争の主役は金日成とスターリンであり、毛沢東は脇役であったようだ。毛
沢東が登場するのは第3幕である。)


高村直助、高埜利彦『日本史A』(山川出版社)(2009年3月発行)








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