人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
現在は、暇に飽かして、日々更新。

ストライクゾーン  ヴェルディのレクイエム

2020-07-10 05:00:00 | Weblog

定年で仕事をやめ、年金生活5年目になる。昔流にいえば、隠居生
活。

今はのんび~りと80点主義で暮らしている。


45年前、会社の入社時研修で、人事部K次長から言われたことは、
「仕事は自分で段取りを考え、120点を目指してほしい。私は100
点では満点と認めない」ということだった。

K次長はじめ偉くなる人は、みな同じ考えだろう。必然的に、その
人にボールを投げる場合、そのストライクゾーンは狭くなるという
か、「正解は一つ」となる。
(K次長は、その後十数年して副社長になった)。



私が結婚した時、大方の例にもれず、直属の上司であるO部長に
媒酌人をお願いした。

ところが、結婚式の一か月前になり、O部長が隣の部(の部長)
に異動になり、直属の部長がTさんに替わった。

O部長の異動が発表になると、私はO部長から応接室に呼び出さ
れた。
「何だろう?部長から直接怒られることはないはずだが・・・・・・」。

すると部長が意外なことを言い出した。
「君も知っているように、こんど隣の部に異動することになって」
「あ、はい。伺いました。おめでとうございます!」
「あ、いや、決しておめでたくはないんだ。で、どうする?」
「は?」
「媒酌人の件なんだけど」
私は正直に、

「え、どうするもこうするも、私は媒酌人をOさん個人にお願いし
たのですから、よろしければ、そのままお願いします」

「そ、そうだよな(笑)。よし、分かった」

ストライクゾーンの狭いO部長だったが、その時は、結果的にど真
ん中のストライクだった。


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<今日の一枚>
ヴェルディ レクイエム
指揮:ゲオルグ・ショルティ
Sop.ジョーン・サザーランド
Mez.マリリン・ホーン
Ten.ルチアーノ・パヴァロッティ
Bassマルッティ・タルヴェラ
ウイーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

LONDONの録音がすばらしい。
声楽、合唱物は録音がいいことがよいCDの必要十分条件
だ。


サー・ゲオルグ・ショルティ(1912-1997) ハンガリー出身


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