6月23日(水)、自由が丘の叔母さんの「お供」をして、西尾幸
司ピアノ・リサイタルを聴く(於めぐろパーシモンホール[小])。
叔母さんは、いつも西尾さん(と水野さんにも)に大変お世話に
なっている。
西尾さんのリサイタルは、私は3回目。会場のめぐろパーシモン
ホールもすばらしい。
自由が丘駅前のドトールで暇をつぶし、タクシーを拾って、約束
の時間に叔母さんを迎えに行く。
そのまま、タクシーの道案内をして、都立大学のめぐろパーシモ
ンホールへ。
八雲体育館でのワクチン接種の時に、地下駐車場で降車すること
を覚えたので、大変便利になった。
3回目ということもあり、西尾さんには顔なじみ。
開場の10分ほど前に着くと、本番前の練習も終えた西尾さんがご
家族とともに出迎えてくださった。
東京都の「緊急事態措置」も6月20日に解除され、とはいうもの
のしっかり感染防止策を行って、無事にこの日を迎えた。
<プログラム>
1.スクリャービン:ピアノ・ソナタ第5番
2.ショパン:バラード第1番
3.エルガー:愛の挨拶*
4.ラフマニノフ:ヴォカリーズ*
5.ピアソラ:Oblivion*
--休憩--
6.ロシア民謡:黒い瞳(アコーディオン・ソロ)*
7.マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」より間奏曲*
8.ベートーベン:ピアノ・ソナタ第17番「テンペスト」
*アコーディオン:水野美緒
いつもながらつたない感想にご容赦を。
<参考までに>この日の作曲者を生年順に並べると、
ベートーベン1770~ショパン1810~エルガー1857~マスカーニ1863~スクリャ
ービン1872~ラフマニノフ1873~ピアソラ1921となる。
こうしてみるとベートーベンからラフマニノフの100年間にさまざまな音楽が「進
化」してきたことが分かる。
( )内は演奏時間。
1.スクリャービン(1872-1915.露):ピアノ・ソナタ第5番
(14分20秒)
1907年--20世紀初めに作曲されている。「急」と「緩」が入り
混じる一楽章の曲だ。独特な和音やジャズ風(?)の表現も登場。
和音はドビュッシー(1862-1918)の影響も?
初めて聴く曲だ。1曲目から超絶技巧。スタインウェイが鳴り響
く。
後半の「急」部分に格段の集中力を発揮し、弾き切った。
2.ショパン(1810-1849.波):バラード第1番(9分55秒)
ゆっくりとした序奏からソナタ形式の変奏へ。こちらはいかにも
ショパンの響き。いつも以上に好調だ。
ここでステージ中央にイスが運び込まれる。
3.エルガー(1857-1934.英):愛の挨拶*(3分)
わずかなアゴーギクによる演奏。アコーディオン版もなかなかす
ばらしい。
4.ラフマニノフ(1873-1943.露):ヴォカリーズ*(4分20秒)
オリジナルは、ピアノ伴奏付き歌曲。通常はソプラノによって歌
われる。アコーディオンで聴く「ヴォカリーズ」もいいものだ。
前回以上にソロと伴奏の息がぴったりだった。相当練習されたの
では?
5.ピアソラ(1921-1992.亜):Oblivion(4分10秒)
今回、ピアソラだけは20世紀生まれ。聴きやすく、スーッと入っ
てくる。途中、heartのあるマルカートもすばらしかった。
いずれも、アコーディオンとピアノのバランスも大変よかった。
--休憩--
6.ロシア民謡:黒い瞳(アコーディオン・ソロ)(3分30秒)
大変技巧的で凝った編曲。とくに後半は難しかったが、不安なく、
ポピュラーな曲自体を楽しむことができた。
7.マスカーニ(1863-1945.伊):
「カヴァレリア・ルスティカーナ」より間奏曲(2分35秒)
キッチリした演奏だったが、ややテンポが速く、さっぱりしてい
たかしらん。
8.ベートーベン(1770-1827.独):
ピアノ・ソナタ第17番「テンペスト」(19分15秒)
最初のスクリャービン同様の大曲。伴奏者から独奏者への切り替
えや如何。
19世紀初めに作曲された曲--今回では一番古い。「テンペスト」
もじっくり聴くのは初めてだ。
(1)テンポが速くなったり遅くなったり、次々に変化する。時に右
手と左手が交差する。両手のバランスがすばらしい。
楽章の切れ目で拍手が起きないか、心配になる。
(2)明るい長調。いかにも天才ベートーヴェン。ピアノの響きが静
寂なホールに響く。
(3)文字どおり速めに指が動く。デュナーミクもはっきり。
最後は静かに終わると、はたして大きな拍手となった。
アンコールはショパン。
お開きは20時40分。ちょうどいい時間だった。
次回、9月も楽しみだ。
チラシ
プログラム
17:12 あざみ野
17:25 溝の口乗り換え
17:38 自由が丘着
17:44 ドトールにて少々読書。
17:58
18:00
18:01 そろそろタクシーに
18:21 めぐろパーシモンホールに到着。小ホールも地下1階。
18:23
18:23
18:23
18:25
18:27
18:30
18:30
19:41
19:44
20:36
20:37 お開き後
20:40
20:49 「迎車」のタクシーがやってきた。
21:05 21時過ぎに叔母さんと「おやすみなさい」。
21:11
21:13 直通急行
21:36 あざみ野に戻る。
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6/25(金)、大注目!の男子100m決勝。
友人や妹に「これからだよ~」とLINEする。
<結果>
1.多田 ★
2.デーデー
3.山縣 ★
4.小池
5.桐生
6.サニブラウン
この結果、多田と山縣が五輪代表に内定(★)。
デーデーが3位以内に来なければ、小池が内定だった。
(タラレバの話)。
それにしても多田は速かった。
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