子供の頃から関西系の落語・漫才が好きだった。
私の子供時代は、上方落語の復興期と重なるが、上方の落語家の中で好きだった
のが、豪快な(六代目)笑福亭松鶴だ。実際は酒豪ではないらしいが、お酒を飲む
話がうまかった。今はもうないが、うめだ花月で生をきいたこともある。松鶴は仁
鶴、鶴瓶の師匠である。米朝らとともに「上方落語の四天王」と言われていた。
そんな松鶴の話が随所に出てくるのが桂米朝『私の履歴書』(日経ビジネス人文
庫)である。
桂米朝(正しくは三代目米朝)は1925年生まれ、三島由紀夫と同い年、今年は83歳
になる。
この本には松鶴のほかにも師匠の正岡蓉(まさおかいるる)、小松左京、小沢昭
一・・・・・・弟子の月亭可朝、枝雀、ざこばなどのおもしろい話が出てくる。
関西弁で「はんなり」というと「上品ではなやかなさま」をいうが、桂米朝のま
さしく「はんなり」とした語り口が好きである。関西というとどぎついイメージ
があるが、けっしてそうばかりではない。
内にポリシーを秘めた生き方を感じる米朝が好きである。
私の子供時代は、上方落語の復興期と重なるが、上方の落語家の中で好きだった
のが、豪快な(六代目)笑福亭松鶴だ。実際は酒豪ではないらしいが、お酒を飲む
話がうまかった。今はもうないが、うめだ花月で生をきいたこともある。松鶴は仁
鶴、鶴瓶の師匠である。米朝らとともに「上方落語の四天王」と言われていた。
そんな松鶴の話が随所に出てくるのが桂米朝『私の履歴書』(日経ビジネス人文
庫)である。
桂米朝(正しくは三代目米朝)は1925年生まれ、三島由紀夫と同い年、今年は83歳
になる。
この本には松鶴のほかにも師匠の正岡蓉(まさおかいるる)、小松左京、小沢昭
一・・・・・・弟子の月亭可朝、枝雀、ざこばなどのおもしろい話が出てくる。
関西弁で「はんなり」というと「上品ではなやかなさま」をいうが、桂米朝のま
さしく「はんなり」とした語り口が好きである。関西というとどぎついイメージ
があるが、けっしてそうばかりではない。
内にポリシーを秘めた生き方を感じる米朝が好きである。
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