ネットで調べると統計データが出てくるが、戦後、卵(鶏卵)の
値段は消費者物価の上昇に伴わず、相対的に安くなった。
安くなったといえば、バナナも同様だ。私が子供の頃はバナナは
高価だった。
* * *
世田谷区に国立成育医療研究センターという大きな病院がある。
昔は国立大蔵病院だった。そのまた昔は陸軍病院だ。
昭和30年代の初め、私が幼稚園か小学校1年の頃、病気をしては
母と大蔵病院に通ったものだ。高熱を発して入院したこともある。
小児科の先生は山本先生と言った。先生は40代半ばだっただろう
か。明治末か大正初めに生まれた世代かしらん。
山本先生は母に「一人で来させなさいよ」とよく言っていた。母
は「でも心配ですから」と笑っていた。家は経堂だったから、小
田急線とバスによる通院だったか。
山本先生の勧めで、病院前の八百屋さんでバナナを買って、病院
の庭のベンチで食べた。一本10円だったか20円だったか、かなり
高価だった記憶がある。むろん1ドル360円の時代だった。バス代
より高かった?
手軽にスーパーで買えるバナナを食べると、今でもお世話になっ
た大蔵病院と山本先生を思い出す。
(参考)バナナの栄養価→こちら。
バナ~ナ(3歳の孫には英語の発音で)
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血圧の下が少し高めなので
塩分を除去するカリウムが豊富なバナナを
よく食べます。
幼稚園の時の遠足で、バナナを大事そうに
味わうように食べている表情がしっかり写っている
カメラ趣味だった父が撮った
私の白黒写真が残っています(笑)
ほんとに卵と共にお安くなったものですね。
一日の塩分摂取量は、女性の場合、6.5g未満が理想のようですが、かなり味気ない感じです。味が薄いだけならまだいいですが、味気ない生活はいけません。
バナナと音楽でいい生活を送りましょう(笑)。