12月8日(日)、東響川崎定期第98回を聴く(於ミューザ川崎)。
--あやうく(新日本フィルの)錦糸町に行くところだった。ア
ブナイアブナイ。
この日のプログラムは、映画館風にいえば2本立てだ。
<プログラム>
1.シェーンベルク ヴァイオリン協奏曲 op.36
--休憩--
2.ベートーヴェン 交響曲第5番ハ短調 op.67「運命」
指揮:ジョナサン・ノット
ヴァイオリン:アヴァ・バハリ
コンサートマスター:小林壱成
1.シェーンベルク ヴァイオリン協奏曲 op.36
この曲は「十二音技法」によって書かれ、1936年に完成している。
ヒトラーが政権を樹立したのが1933年。ユダヤ人(系)のシェー
ンベルクがアメリカに亡命したのが1934年だ。
それはさておき、ソリストのバハリ嬢はスウェーデン出身。はた
して長身。髪が長い。
弦楽五部は12型の対向配置。
ヴァイオリン協奏曲としては難曲中の難曲(かのハイフェッツが
思案のあげく初演を断ったという)。
出だしから、行きつくところまで行った(?)フレーズの短い20
世紀音楽だ。音の跳躍もあり、予定調和的なところがなく、「メ
ロディー」は覚えられない。指揮も速くなったり、遅くなったり。
それにしても「縦」がよくそろう。客席にちらと目をやると寝て
いる人も散見された。
曲が終わると、若手聴衆が「ブラ~」と叫んだ。
ソリストのアンコールはクライスラー作曲「レチタティーヴォと
スケルツォ」。5分近くの曲を半眼の構えで弾いていた。
--休憩--
2.ベートーヴェン 交響曲第5番ハ短調 op.67「運命」
ベートーヴェンの「運命」は、50年前からフルトヴェングラーの
演奏(LP、CD)で何回も何回も、それこそ耳にタコができる
ほど聴いた。
弦楽五部は同じく12型対向配置。J.ノットは暗譜だ。
ノットは拍手に迎えられて登場。おじぎをするや、指揮台に飛び
乗り、すぐに演奏開始。あっという間のことで、予備拍が分から
ないほどだ。
右を向いたり、左を向いたり、拍を刻む。テンポはやや速めだ。
3楽章から4楽章もよどみなく、軽いところは軽く、時としてハッ
とする表情を見せながら、どんどん前進する「運命」だった。終
盤のピッコロもすばらしい(作曲家も演奏も)。
もしかすると、事前にニュアンスを記載した楽譜をオケに配布し
ているのでは?と思わせる、一期一会の、新鮮な「ノット版」の
演奏だった。
演奏が終わるや、客席からはウォーと「雄叫び」があがった。
ノットさんもカーテンコールで自ら手を叩きながら、「ヤッタヤ
ッタ」という表情だった。
12:37 JR川崎駅
12:39 つばめグリル閉店!あちゃ~。
12:39
12:40 マクドナルドが混んでいる。
12:41 リンガーハットへ
12:50 やや少なめ
13:03
13:03
13:05
13:07
13:12
13:25
13:27
13:28
13:30
13:31 4階席より
13:51 4階
14:47 休憩に入る。
14:47
14:50
若い方々が「このヴァイオリニスト、フォローしたい」と興奮気
味。
14:51
15:43 カーテンコール
15:43 ノットはオケに入って
15:44
15:49 この日のティンパニは、清水さんではなく、山村さん?
15:50
15:51
15:56 JR南武線川崎
16:19 武蔵溝ノ口
16:23
16:27 溝の口
16:35
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この日午前中は叔母さんの代理で、中目黒の中目黒区役所へ。
まったく久しぶりでウロウロしてしまった。
11:31
11:33
11:35
11:46
11:49 中目黒もおもしろそう。
11:50
11:53
11:55
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○12/21(土)、年末恒例(?)、「ささやかな」断捨離を続け、
・・・・・・。
ブックオフへ25冊持ち込み、480円で売れる。
ただし、そのうち2冊は引き取り「拒否」。
○8年間保存していた文藝春秋(H28/1月号「小泉純一郎独白録」)
も、保管スペースの関係で、当該箇所だけコピーして放出(笑)。
「小泉(純一郎)節」がむちゃくちゃおもしろい。
以下、一部の「切り抜き」となってしまいキョウシュクだが。
でも、ナベツネさんっていうのは本当に博識なんだよ。総理の時には会って食
事したからね。面白い人だよ。意見が合うと「支持する」、意見が合わなくな
ると「倒閣する」って。俺は「ああ、いいですよ」と言ったけど。
もうすぐ九十だろう。ああいう人は、もう出ないよ。
靖国参拝した時なんて、俺を支持してくれる人たちが「総理の間は靖国参拝す
るな」と言うんだ。逆だよ。総理だから行くんだって、わかってないんだよ。
犠牲になった二百万人の戦没者のことを考えてみろ。
〇四年十一月にチリであったAPECは面白かったよ。二十数か国の首脳会議
が毎年あるでしょう。会議の合間を縫って各首脳と会談するんだよ。大体、米
国、ロシア、中国とは行く前にセットして、その後申し込みがあった他の首脳
との会談をセットする。ブッシュ大統領とプーチン大統領とは行く前に日程が
決まった。でも、胡錦濤主席がなかなか決まらないんだよ。で、「あちこちか
ら会談申し込みがあるから、行く前にそろそろ決めてくれ」と中国に言うよう
に外務省に指示したの。
そうしたら外務省の担当者が困った。「胡錦濤が、『今、十一月だから、来年
靖国神社に参拝しなければ会談する』と言ってきました」となったわけだ。俺
は「来年、小泉は必ず靖国神社に参拝します。それで嫌なら会談しなくて結構
です」、そう返事しろと。「いいんですか?」というから「いい」。(本当に)
会談できなくていいと思った。
そうしたら何時間後かにすっ飛んできて、「オーケーしました」「ただし、会
談前後に新聞記者に聞かれても、、来年参拝すると言わないでくれ」と。「あ
あ、それはわかった」と言った。実際、記者たちに「靖国はどうしますか」と
聞かれたから、「適切に判断する」と答えた。
なるほど、そんなものかもしれない(笑)。
余談)石破氏によれば、純一郎氏は「一種の天才」だという。
小泉純一郎独白録(文藝春秋H28/1月号 p94-121)
--首相退任後初のロングインタビュー(常井健一)
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