人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
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トスカニーニの「宗教改革」?

2008-09-12 05:42:47 | 音楽
音楽関係が比較的少ないのでトスカニーニを取り上げたい。トスカニーニは1867年
生まれ。夏目漱石と同い年。満年齢は明治の年数と一致する。例えば、20歳の時は
明治20年である。1957年(昭和32年)89歳で亡くなっている。昨年は没後50年、生
誕140年だった。(演奏家にして評論家の福永陽一郎先生はたしかトスカニーニを
大嫌いだった。)

トスカニーニでいえば、私はメンデルスゾーンの交響曲第5番「宗教改革」が好き
だ。ステレオで同曲を何か購入したいと思うのだが、なかなか決断できない。

本演奏、NBC交響楽団との録音は1953年12月にカーネギー・ホールで行なわれてお
り、無論モノラルである。ラジオの実況中継のような貧しい音からも熱いものが伝
わってくる。けっしてザッハリッヒの一言では済ませられない。

CDに一緒に入っているメンデルスゾーンの「八重奏曲変ホ長調よりスケルツォ」
もNBC交響楽団のヴィルトゥオーゾぶりを聴かせる名演だ。「これ、これっ」と手
を叩きたくなってしまう。

暗譜で指揮をし始めた指揮者はトスカニーニだった。暗譜はど近眼でだったせいで
もあるようだ。練習は大変なスパルタ式。今では誰もそんな練習(プローベ)はし
ていない。すれば楽団員からボイコットだろう。--トスカニーニの伝記はおもし
ろい。

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