<定期演奏会前日>
11月16日(土) 「新宿村スタジオ」にて定演前の最終練習、ゲネプロが行
われた。
今年の定期演奏会は、私がワグネル4年生だった時から40年。
「40年」は、あっという間だったが、「大体」(アバウトで)明治維新から日露
戦争までの期間である。日露戦争から日米開戦までも大体その位である。
*その他、「大体40年」の例
○信長の桶狭間の戦いから秀吉死去まで
○昭和初めの金融恐慌~東京オリンピック
私の感覚では明治生まれというと「昔に」うまれた人というイメージだったが、
最近は「昭和生まれ」が「昔の生まれ」と考えられるのかもしれない。
自分では気は若いと私は思っているが、OB全員がそうカナ?
あの頃は、早稲田グリーの定演が11月下旬に、ワグネルは12月上旬、福
岡国際マラソンの日に開催されていた。
今年は、私は知らないが、諸事情からか、11月17日(日)に開催されること
になった。早稲田グリーよりも早いのは初めてかもしれない。
神田川
神田川は、このあたり、新宿区と中野区の境界となっている。
新宿村スタジオは、神田川近く、新宿区の西端にある。
チナミニ、歌の「神田川」の舞台は中野区のようだ。
新宿村に近づくと、神田川の近くで現役の皆さんが「結婚行進曲」の「特訓」
(自主練習)をしていた。時間ある限り歌う。偉いですね~。よく声がつぶれ
ない。
練習会場の新宿村スタジオS館 北新宿2-1-8
1年先輩のAさん(当時責任者)に「暗譜はバッチリですか?」と訊いたら、
「当然でしょう~」と笑われてしまった。
練習前の体操
現役のリードで発声練習
今日はイスを片づけて・・・・・・本番同様に。
整列--お~い、早く並べよ~
動きの最終確認を行う。
休憩風景その1
休憩風景その2 現役は休憩中もおさらい。OBはグッタリ、かな?
本番のフォーメーション
「結婚行進曲」
練習後の連絡時間
佐藤先生より、「来年の9月6日、東京芸術劇場で『ドン・カルロ』(演奏会形
式、仏語)をやりますのでよろしく~」。今から楽しみ!
1年間の集大成、頑張りましょう!
帰りがけにベースのSさんから「お、Top、期待してるよッ」と声をかけられた。
西新宿8丁目
<定期演奏会当日>
11月17日(日)
11:52発の急行で三軒茶屋に向かう。
三軒茶屋からTopの先輩のMさんと一緒になる。暗譜はバッチリですかと
お訊きしたら、いまや暗譜は終わって、逐語訳、言葉の意味を覚える段階だ
という。
Mさんは仏語をおやりになったそうだが、(独語の)「Tugend」の本当の意味
(美徳)について教えてくださる。独語をやった(--第2外国語というだけだ
が)私は赤面である。Mさんは、どんな曲でも100回歌えば覚えますね、とお
っしゃっていた。
12:23 昭和女子大学正門前
昭和女子大学構内
12:25 来場を待つ人見記念講堂
ステージ裏には過去のちらしがいっぱい。
12:50 OBは2階で恒例のラジオ体操からスタート
12:55 受付周りのたくさんのお手伝いさん(お手伝いに感謝!)
須田さんによるOBの発声練習
14:30 ステージ練習で立ち位置を確認
現役のステマネは段取りよく、クールでかしこそう。玉木さんの二代目かな?
(私がやったら、よけいなことばかり言うだろう)。
この後、全体で記念写真。1枚700円だという。私は注文したが、先輩のS
さんは写真の顔が小さいから買わないと。今までの写真を何十枚とお持ち
なのカモ。
14:37 ステージストームの練習 「早く並べ、縦をそろえろ」と怒声が・・・・・・。
このあたりの「体育会系」は昔から変わらず。--むろん「海軍精神注入棒」
は使用しないけれど。
人見記念講堂1階
14:47 開場(15時)前の準備完了
14:48 受付にたくさん用意されたプログラム
15:30 開場後。お客さまが詰めかける。
「関係者以外の出入りはご遠慮下さい」(この先は楽屋です)。
会社の上司と仲間、二組のご夫婦と入口でご挨拶。半分以上「義理」で買っ
ていただいたとはいえ、聴きにきていただけるのはハリアイがある。感謝!
昼休みの暗譜練習に、話しかけることを遠慮された上司には感謝!をもう
ひとつ。
15:50 開演10分前、お客さまは上々の入り。1階がほとんど埋まっている。
2階も半分以上入っていた。人見記念講堂での定演、近来まれにみる入場
者数!?やはり「お客さまが多いことはいいことだ」。
(昔、「大きいことはいいことだ」というCMがあった。昭和42年)。
フランクに言うと(ぶっちゃけた話)、私は、友人知人親戚家族に11枚売った
(--というか買っていただいた。感謝!!)。顔の広い方にはもっとたくさん
売られた方もいるだろう。
人見記念講堂キャパ2,010席として、1,500人は入っただろうか。
オンステされないOB(多少、来にくい気もおありかもしれないが)もたくさん
聴きに来られて、大変うれしかった。
15:55 招待者受付 歌子先生とご挨拶。
ジャミンゼブのSさんと立ち話。モルコールのSさんのお母様とザルツブルグ
でご一緒だったという話をする。
「いつも(ブログを)拝見しています」と言われ恐縮する。若いに似合わず、
落ち着いた受け答えは育ちによるものかしらん。感心してしまう。
オンステOBの席は2階最後列 ここで第1~2ステージを聴く。
16:00ジャストに緞帳が上がった。
塾歌 長身村山くんの指揮。Topパート(1人2人でなく)が最高音でカ~ン
とした驚くべき強い声を出した。
第1ステージ「草野心平の詩から」 縦4段
ガラコンの合同演奏より佐藤先生のコンセプト、インテンションがより徹底さ
れた。大きなスケールの中に、男性的なニュアンスがあった。
すべて(「金魚」も含め。)を破綻なく、アタッカでつないだ。
2曲目「寒波の縞は」でTopパートが上へ突き抜けるような見事な声を出す。
どうしてもTopを聴いてしまうのかしらん。
4曲目のテノールソロも、ややカレーラスのような暗めの声、すばらしい。
(私にはむろん歌えない)。聞けば1年生らしい。
5曲目「ガスライト色のちらちら影が。」では思わず涙があふれた。佐藤先生
は力の入ったがぎまたスタイル。
私は興奮して大きなブラボーを(2回)叫んだ。客観的にもこのような演奏は
そうそうないのではないかしらん。
第2ステージ「ふなたび」40人強による演奏 縦3列
四連についで聴くのは二度目。デュナーミクの大きな演奏。ここでもTopが、
一人や二人ではなく、輝かしい声を出した。アカペラから伴奏につながると
ころは一般的に難しいだろうに破綻もなかった。最後の手拍子、足踏みもよ
かったカナ。
前のカップルがしきりにプログラムの歌詩を追っていた。
残念ながら第3ステージは聴けず仕舞い。
17:00 本番前の楽屋 皆さん(私も含め)ブレザー着替え後、本番直前
まで譜面を見直し、暗譜に努める。
17:10 須田さんのリードで本番前のウォーミングアップ
緊張感に包まれる。むろん、この時ばかりは冗談も言わない。
いよいよ第4ステージ「ローエングリン」のステージ
17:39 舞台に整列、「ローエングリン」の幕開けを待つ。
「火の用心」??ここでタバコは吸わないだろうが・・・・・・。
17:41 スタンバイする平野先生 階段には気をつけてくださいよ~。
どん帳があがると、客席から一斉に「ホ~~」という声が上がった。
小濱先生のエルザは、全力投球、入魂の歌唱だった。(オペラの場合は、
ペース配分もあり、ここまではやらないのかも)。
平野先生は風邪気味だったそうだが、さすがにプロだった。
私は1~4曲目を暗譜、5~6曲目を現実的に、「念のための」譜面持ちで
歌った。パトリからは「えっ、ホントに?」、後輩のTくんからは「譜面持ちは恥
じじゃん」と言われたけれど。--理想論と現実論の狭間。
数年前、びわ湖ホール声楽アンサンブルが畑中先生指揮で「水のいのち」
を歌った。混声コーラスは全員譜面を持っていたが、ほとんど譜面を見てい
なかった。「かじりつき」はいけません。
最後はいい発声だけを意識して歌おうと思ったが、周りが熱くなってきたの
に釣られ、いささか熱と上半身に力が入ってしまった。
私は、遅まきながら、本番で二重コーラスの「おもしろさ」を認識した。
会場で聴いたYさんによれば、オペラらしい合唱でよかったと。
カラヤンいわく、「合ってもいいし、合わなくてもいい」。--深いですね~。
アンコールは、サンサーンスの「白鳥」(林雄一郎編曲)だった。
前田先生のピアノが「これこれっ」というほど絶妙だった。
この後のステージストームまでの時間がややありすぎたようだ。
18:36 4年生の「丘の上」 聴いていると涙が出てくる。お疲れさん。
18:41 ロビーストーム 現役は元気ですね~。
(合宿の)同じ釜の飯を喰った仲間!男同士の友情!
「Ride the Chariot」、「クラブソング」など。
18:41 ロビーストームを聴くお客さま 「息子はいるかな~?」
19:30 塩澤部長の挨拶でレセプション(打ち上げ)開始
佐藤先生のスピーチ--
(ニコニコと微笑みながら)「ワーグナーイヤーに『ローエングリン』のいい演
奏ができた、と思うけれど、私は内輪だけでよかった、よかったと言っている
『裸の王様』にはなりたくない。合唱界において、いつ誰が聴いてもすばらし
いと思われるように、もっともっと努力していこう」
に涙が出てきた。
(こうして書いている時も涙があふれてくる。涙腺が弱いのは歳とった証拠?
なぜ歳をとると涙腺が弱くなるの?ベストアンサーを知りたい)。
お手伝いに来てくれた方たちを現役がオモテナシ。お互い様とはいえ、多く
のお手伝いさんに支えられての演奏会である。
20:25 レセプション(打ち上げ)にて肩を組んで「慶應讃歌」の大合唱
参加費(オンステ費)5000円+チケット代(4枚)8000円
レセプション代(オンステ者)1000円
「魔の暗譜練習」からも解放された。しばらく好きなCDを聴き、好きな本を
読んでいきたい。
* * * *
週間フォト日誌--一週間前に戻って
11月10日(日)
義父の見舞い。
ドウダンツツジも赤々と
あざみ野のマルシェ
たまプラーザを歩く。この日は9935歩。
ベルベたまプラーザ店
本店は大和市にあり、神奈川県を中心に20店舗近く展開する。
ベルべのパンで昼食
ベルグの4月のカフェ
たまプラーザ駅前もはやクリスマスモード
11月11日(月)
二人のAさんに「誕生日おめでとうございます」とメールしたら、お一人から
「ありがとうございます。だけど2日違ってますよ」と返信が来る。失礼しまし
た。
今朝もベローチェで40分は楽譜を見る。
本郷通り
神田駿河台3丁目 徐々に紅葉が進む
会社付近の壁 壁沿いに植木が植えられている。
外国人数人がワンダフルとかブンダバーとか言いながら写真を撮影していた。
11月13日(水)
「年金受給権者現況届」を投函する。
朝6時 夜明けが遅くなってきた。
会社からはニコライ堂が見える。
11月14日(木)
木曜のOB定例練習(於池袋、東京芸術劇場)
練習での挨拶は「暗譜できた?」から始まる。「大体(95%)は歌えるんやけ
ど、今さら降りるわけにもいかず、どないしょ?」。
付点が甘い。子音が飛んでいる。休符があいまい。
私の場合、練習は、風邪で1回休んだだけだが、歌える方は個人で「猛練習」
(?)をしているのだろう。
朝の読書も中断し、今日もひたすら暗譜練習。朝(ベローチェにて)、昼休み
合わせ、毎日90分。「暗譜特訓」は累計1,000分を超えているだろう。
15分という短い時間を大切に--受験勉強を思い出す。最後は「意地」の
問題かしらん。
山登りと同じで一歩一歩進めばいつかは頂上に到達するはずだが、9合目
となってもいっこうに「頂上」が見えない。「覚える力」(暗記力)が衰えている
のを痛感する。シナプスはいずこ?
スープストック 岩塩のスープ
池袋西口の宝くじ売り場 長蛇の列だ。10億円が当たったら?
東京芸術劇場
須田さん指揮による「ローエングリン」の通し練習
5階シンフォニースペースは広々としている。
最前列の I 先輩が、曲の合間に後ろを振り返る。
「全然聴こえない、もっと歌ってよ~。後ろを頼りにしてるんだから・・・・・・」
という顔をされていた。
この日、11886歩。
11月15日(金)
この日生まれた人・・・・・・
坂本竜馬(ただし旧暦) 命日も11/15である。
ダニエル・バレンボイム
娘から贈られた、手作りのバースデーケーキ
--卵黄入りの生地、新鮮なフルーツがおいしかった~。
最近まで知らなかったセブンイレブンのPB「プライベートブランド」
なかなかおいしいものがある。(「PB」という言葉自体知らなかった。誕生日
とは関係ない)。
11月16日(土)
本番前の最終練習日。新宿村スタジオにて。
新宿駅から西新宿の新宿村スタジオまで2km弱であろうか、健康のために
歩いた。
自宅近所
ドウダンツツジもいよいよ赤く
八重桜の木も紅葉に
新宿西口地下道
新宿住友ビル 昭和51年頃、32階で勤務したこともある。
新宿警察署
青梅街道
(注)昭和39年東京五輪のマラソンコースは、青梅街道ではなく、甲州街道。
成子坂下バス停
淀橋
(一番上に続く)
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ハハハ、誕生日を間違えてしまったので、すねているのかと思いました(冗談です)。
ハッ、minorerさんにはバースデーメールするの忘れた!
OBが加わってのローエングリーンは、昔ながらの重厚なワグネルトーンに戻り、やっぱりワーグナーはこの歌い方だよな・・・と、暗譜ができずオンステから脱落した我が身を椅子から前のめりにさせながら聴かさせていただきました。
年を取ると涙腺が緩むのは、目の前の感動に加えて、自分が体験したことを思い出すので、2倍の感動になるからではないでしょうか・・・
Topは、いい悪いは別にして、バーバラ・ボニーいわく後上面へ回すというか外へ響かせるようになっているのかしらん。私たちの時は、どちらかというと前面一辺倒でしたが。とはいえ、発声は永遠の課題ですね~。
涙腺のベストアンサー、有難うございました(笑)。
かつては、縦2列のステージもありましたが、今年の「草野心平の詩から」では縦4列のフォーメーションでした。
人数が増えることは、選曲の幅が広がること、間接的にはマネージングも楽になることにつながりましょう。
佐藤先生の下、ますますクレッシェンドしていってもらいたいですね~。チケット購入で応援しましょう!
演奏会のご成功、おめでとうございました。
ワグネルの演奏は2回目になります。
(夫は初めてでした)
前回はOBの演奏会、今回は現役の演奏会ということで
前回とは違った良さを感じることができました。
夫の感想をお伝えします。
正直、吹奏楽(楽器)ほど、迫力を感じないと
思っていましたが、楽器以上に迫力を感じ、
とても感動しました。
特にダイナミクスが素晴らしく、フォルテはもちろん、
ピアニッシモからの出だし、終わりが繊細で
素晴らしかったです。 以下、長すぎるので省略。。。
とのことでした。
ワタクシの感想としては、夫とほぼ同じですが、
演奏以外のところで。。。練習は厳しくされているのかな?と思いました。
姿勢、足の開きや角度、手の位置、ソリストのお辞儀の仕方まで、皆さん揃っていました。
吹奏楽の世界でも演奏以外でキチンとしている
高校・大学は全国レベルのところが多いもので。。。
そんな風に感じました。
合唱は無知ではありますが、現役の音色(声質?)はtuttiでも揃っていて、まさに、吹奏楽でいう全国レベルの演奏を聴いているようでした。
基礎がしっかりしているのでしょうね!
ローエングリンでOBが加わり、演奏が華やかになったように感じました。人生経験豊富な方々が加わり、とても伝わるものがありました。
個人的に、草野心平がとても良かったです。
(夫は天使のいる構図が気に入ってました。
おそらく、楽器でも演奏できるような楽曲で
現代風だったのが気に入ったようです(^^))
ワタクシ、声には叶わないなと思いました。
言霊・・・というのでしょうか。
とても心に突き刺さります。
歌詞がない「Ah」「Umm」だけだとしても
何か響くものがあるんですよね。
昔から、下手でも心に訴えるような演奏することを
第一に考えていました。
そういう意味では合唱を聞くと、それだけで勉強になりますし、自分へのモチベーションが上がります。
とりとめない文章になってしまいましたが、
これからも続けていただき、いるかは、影から
そっと見続けたいと思っております。。。(笑)
☆年をとると涙もろくなる理由について☆
(あくまでもいるかの持論)
・人には涙の量が決まっている。
・若いころは涙を見せることに抵抗がある。
「たやすく、涙なんか見せないぞっ!」
・涙腺君が「このままでは、涙を使いきる前に
人生がおわってしまう!」と焦り始める。(^^;)
・涙腺君は必死で涙を送り出そうとする。
・人は涙腺が弱くなる。→そこで気付く。
「泣くのも悪くない」 と。(笑)
ご感想を頂戴し、いろいろと勉強になりました。
今後も機会がありましたら、ご意見をお聞かせください。