勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

ニュースの天才(2003年)

2004年12月11日 | 洋画(アメリカ系)
タイトル ニュースの天才

---感想---
アメリカ大統領専用機にも搭載されている政治雑誌「ニュー・リパブリック」の若手記者が書いた41本の記事の内、27本が捏造であったと言う事実に基づく映画である。

「ニュー・リパブリック」の記者の平均年齢が26歳であったと言うことに驚かされる。その中でも、この映画の主人公となる人物の年齢は、記者の中でも最少年齢で当時25歳であった。そのような年齢の人たちが、一人称で大統領も読むような雑誌を作り上げていくと言うことに、アメリカを感じる。

ヘイデン・クリステンセンが良い。ナイーブで、感じやすい非常にうまく青年記者を演じている。また、記事捏造事件に直面する編集長を演じるピーター・サースガードの演技にも注目。周囲の反感を感じながら、事実を明らかにしていこうとしている過程を良く演じている。この映画のプロデューサーがトム・クルーズであると言う事も興味を引くポイントである。ちなみに、この事件を引き起こしたスティーブン・グラスは、ロースクールを卒業し、現在、ニュー・ヨークに在住しているらしい。弁護士かどうかは知らないが。

英語版HP:Shattered Glass from Yahoo!

公開年 2004年
監督・脚本 ビリー・レイ
製作総指揮 トム・クルーズ
出演 ヘイデン・クリステンセン、ピーター・サースガード

[2004/12/11]鑑賞
[2006/01/09]投稿