勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

シムソンズ(2006年)

2006年03月20日 | 邦画
タイトル シムソンズ

---感想---
北海道常呂町から2002年ソルトレークオリンピックのカーリング競技を目指した四人の女の子の話。最後のエンドロールに四人の名前がクレジットされています。”シムソンズ”が”SIMSONS”であって、それは、”SIMPSONS”の間違いであったと言うのは、中々天然でいいです。四人の女の子の内二人(小野寺歩さん、林弓枝さん)は、2006年トリノオリンピックにも出場しています。って言うか、映画中の誰が小野寺さんで、誰が林さんだったんでしょうね?

さて、トリノオリンピックでの日本女子チームの活躍に伴い、この映画も人気が出て、公開延長や公開館が増えました。思わぬところでのオリンピック効果ですね。帰国後の日本選手権大会で、代表チームが常呂中チームに破れたというのはご愛嬌。もっとも、決勝トーナメントでは雪辱を果たし、優勝していますけどね。

良いです。”青春!”って感じですね。「ウォーター・ボーイズ」「スイング・ガールズ」とこの手の青春映画はいろいろあり、何れも良かったですが、これも良いです。比べるのもなんですが、先ごろ公開されたディズニー版「南極物語」より感動しました。

その他この映画の良いところは、ルールの解説がさりげなくあり、カーリングの基本をきちんと追う事が可能なところ。カーリングは一般的にルールなどが知られていないので、こう言う細かい配慮は良いですね。

加藤ローサが良いです。天真爛漫な女子高生を見事に演じています。それから大泉洋。彼は芸達者ですねぇ。おちゃらけた演技から、シリアスな演技まで、見事に演じています。彼は最近、東京にも進出していますが、あくまでもベースは北海道。地方にこう言う役者がいると言うのは驚きです。

日本公開年 2006年
製作年/製作国 2006年/日本
監督 佐藤祐市
出演 加藤ローサ、藤井美菜、高橋真唯、星井七瀬、大泉洋、高田延彦、夏八木勲、森下愛子、宇梶剛士

[2006/03/20]鑑賞・投稿