勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

スーパーマン リターンズ(2006年)

2006年08月21日 | 洋画(アメリカ系)
タイトル スーパーマン リターンズ

---感想---
Mr.スーパーマン、クリストファー・リーブが2004年に亡くなってから、約2年。スーパーマンが帰ってきました。映画作品としては、『スーパーマン4-最強の敵』(1987年)以来、19年ぶりとなります。ただし、物語上では突然居なくなってから5年後と言う設定になっています。

いやぁ、ブランドン・ラウス、クリストファー・リーブに似ていますね。世の中の多くの人のスーパーマンのイメージとしては、クリストファー・リーブのスーパーマンが強烈ですから、これは利点の一つかもしれません。逆にいうと、ブランドン・ラウスと言う人物自身のイメージが伝わらないと言う、マイナスの側面も否定できませんが。

物語的には、『人間』スーパーマンが良く描かれています。変わっていない自分、変わってしまった世の中。その、変化の狭間で葛藤するスーパーマンが上手く描かれています。

ケビン・スペイシー、悪いですねぇ。前作では、ジーン・ハックマンが演じていたレックス・ルーサーを見事に演じ切っています。プロモーションで日本に訪れた際のインタビューでは、ブランドン・ラウスを評して「若い役者は潰さなくては」と言うような趣旨の冗談の発言をニコリともせずにしていましたねぇ(もしかして、本気?)。あと、これも前作ではマーゴット・キッダーが演じていた、ルイス・レインをケイト・ボスワースが見事に演じています。わたし的には、ケイトの方が美人だと思います(苦笑)。5年経っても、ルイスはタバコを止められないんですね(笑)。

クリストファー・リーブは後年、自分に付けられた『スーパーマン』と言うイメージに苦しんでいたとも言います。ブランドン・ラウスは見事に新スーパーマンを演じきっていますが、彼がそのイメージに苦しむことが無いことを祈っています。

英語版HP:Superman Returns from Yahoo!

日本公開年 2006年
製作年/製作国 2006年/アメリカ
監督・製作 ブライアン・シンガー
出演 ブランドン・ラウス、ケイト・ボスワース、ケビン・スペイシー、ジェイムズ・マーズデ

[2006/08/21]鑑賞・投稿