タイトル
16ブロック
---感想---
世界一不運な刑事を、例に依ってブルース・ウィリスが演じます。僅か16ブロック先までの囚人の護送。それが、とんでもないことに巻き込まれていく結果になるとは。16ブロックとは約1600mほどの距離なのですが、歩いてもほんの20分ほどの距離なのですが、これがたどり着けません。
なぜ、ブルース・ウィリス演じるジャック・モーズリー刑事が、仲間の刑事からも追われてしまうようなことになるのかは、物語の冒頭に明らかにされてしまいますので、謎解きの要素はありません。ただひたすら逃げる、と言うのがこの映画です。通常、このような仲間からも追われる的な映画の場合、誰を信じることが出来、誰が裏切り者なのかわからないサスペンスがあるのですが、この映画にはそれが無く、ちょっと物足りない感じもします。他方、逃げると言うことに主眼を絞って物語を構成し、理解しやすくしたと言う好意的な解釈も可能ですけどね。
ブルース・ウィリスが、凄いことになっています。中年のさえない刑事を演じるためでしょうけど、胴回りはデップリと太ってしまい、ベルトの上からお腹がせり出してきています。当然、顔もふっくらと丸みを帯びて、いつもの我々の知っているブルース・ウィリスではありません。それと、囚人役のモス・デフが、何とも言えないです。所謂ギャング的な、崩れた英語を使っています。
英語版HP:
16 Blocks from Yahoo!
日本公開年 2006年
製作年/製作国 2006年/アメリカ
監督 リチャード・ドナー
出演 ブルース・ウイリス、モス・デフ、デビッド・モース、ジェナ・スターン
[2006/10/14]鑑賞・投稿