勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

天使と悪魔

2009年05月16日 | 洋画(アメリカ系)
『ダ・ヴィンチ・コード』から3年。ロバート・ラングトンシリーズ映画の第二段。ただし、原作では『天使と悪魔』の方が先であり、映画と原作では時系列関係が逆になっています。

『ダ・ヴィンチ・コード』も充分ジェットコースタームービーでしたが、こちらの『天使と悪魔』はそれに輪を掛けたジェットコースター振りです。『ダ・ヴィンチ・コード』は、ほぼ24時間の話ですが、こちらの『天使と悪魔』は、それより短く、ほんの4時間程度での出来事ですからねぇ。原作を読んだときは、正直こちらの『天使と悪魔』の方が面白いかなと思っていたのですが、映画になっても同じ感じですね。

先に記したとおり、『天使と悪魔』と『ダ・ヴィンチ・コード』では、原作と映画で時系列関係が逆になっているので、映画にもそれが反映されていて、原作の『天使と悪魔』と映画の『天使と悪魔』では、可能な範囲で話が変わっています。でもそれは、映画にしてみると気になるよりも、むしろ映画に適した再編と見るべきだと思います。

例によってこの作品もカトリック教会の反発を招き、ローマのいくつかの教会におけるロケを拒否されたらしいです。あと、実際のローマでの撮影の他、LAのセットでの撮影シーンの他、CGも多数あるらしいのですが、それとはわかりませんでした。

先の『ダ・ヴィンチ・コード』は、ラングトン教授の謎解きと言う要素が大きかったですが、今回の『天使と悪魔』は謎解きの要素もあるにはあるんですが、むしろアクション映画としてみるのが楽しいと思います。

タイトル 天使と悪魔
原題 Angels & Demons
日本公開年 2009年
製作年/製作国 2009年/アメリカ
監督 ロン・ハワード
原作 ダン・ブラウン
出演 トム・ハンクス(ロバート・ラングドン)、アィエレット・ゾラー(ビットリア・ベトラ)、ユアン・マクレガー(カルロ・ヴェントレスカ/カメルレンゴ)、ステラン・スカルスガルド(マクシミリアン・コーラ/スイス衛兵隊長)、ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ(オリベッティ警部)、アーミン・ミューラー=スタール(ストラウス)、ニコライ・リー・カース(ミスター・グレイ/暗殺犯)

[2009/05/16]鑑賞・投稿