勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム / Sherlock Holmes: A Game of Shadows

2012年03月10日 | 洋画(アメリカ系)
2009年の映画『シャーロック・ホームズ』の続編。ちょっとネタばれしてしまうので、要注意。

2009年の作品の時も、これ迄にない非常にアクティブなシャーロック・ホームズでしたが、今回のシャーロック・ホームズはそれ以上。推理小説の映画と言うより、アクション映画になっています。それが良くないか?と言うと、そうでもありません。実際、原作でもシャーロック・ホームズは、射撃や様々な武術を披露していたりするので、やや派手すぎという感もありますが、映画でアクションを描くとしたら、こうなるのかもしれませんね。

今回は、最強・最悪の強敵モリアーティ教授が登場します。直接的には原作には無い物語だと思いますが、モリアーティ教授と言う事だからなのか、ラストシーンには『最後の事件』のエッセンスが取り入れられています。原作でもモリアーティ教授は、ホームズですら勝つことが困難なキャラクターとして描かれていますが、映画でも、その路線は踏襲されています。もしかしたら、負けていたかもしれないんですよねぇ。いやぁ、それにしても、優秀な頭脳を犯罪に使うと怖いですね。

原作ではアイリーン・アドラーの消息は不明ということになっていますが、この作品では、モリアーティ教授に手伝わされた挙句、悲しい結末を迎えたことが描かれています。

逆にワトソン夫人。原作で名前が出たりすることはありますが、ホームズやワトソンの捜査に直接的に関わっていたことは無いと思うんですが、この作品では、それなりに(行きがかり上)捜査に関わっていてしまいます。

原作では、『最後の事件』でモリアーティ教授は倒されて、その後出てくることはありませんでしたが、この映画のシリーズではどうなるんでしょうね? 原作と同様ホームズは復活したわけですが・・・?

タイトル シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム / 原題 Sherlock Holmes: A Game of Shadows
日本公開年 2012年
製作年/製作国 2011年/アメリカ
監督 ガイ・リッチー
出演 ロバート・ダウニーJr.(シャーロック・ホームズ)、ジュード・ロウ(ジョン・ワトソン)、ノオミ・ラパス(マダム・シムズ・ヘロン)、ジャレッド・ハリス(ジェームズ・モリアーティ教授)、レイチェル・マクアダムス(アイリーン・アドラー)、スティーヴン・フライ(マイクロフト・ホームズ)、ジェラルディン・ジェイムズ(ハドソン夫人)、ケリー・ライリー(メアリー・ワトソン)、エディ・マーサン(レストレイド警部)

[2012/03/10]鑑賞・投稿