勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

マジック・イン・ムーンライト / Magic in the Moonlight

2015年04月12日 | 洋画(アメリカ系)
ウディ・アレンのコメディ作品。

う~ん、ウディ・アレンの作品ですねぇ(笑)。皮肉が効いています。その皮肉を嫌味にならない程度に留めているのがウディ・アレンの腕でしょうか。冷静に考えてみると、対立していた男女が最後には引かれ合うというのは有りがちな設定ですが、そう思わせないところも監督の腕ですね。

コリン・ファースも見事ですが、この作品は、それよりもエマ・ストーンですね。何ともコケティッシュな魅力を振りまくソフィを見事に演じています。日本語で言うと、小悪魔ですね。こう言う作品の場合、劇中でいい感じになってしまい、ベッドシーンにまで至ってしまうことが有りがちですが、そんな陳腐な演出をしない所がいいところ。コリン・ファース演じるスタンリーが朴念仁なところもいい感じです。

イギリス人とアメリカ人が出てくる作品なのに、舞台がコート・ダジュールと言うのも魅惑的です。南仏という土地が成せるロマンティックストーリーというところですかね。ラストシーンも、なかなかロマンティックでした。

タイトル マジック・イン・ムーンライト / 原題 Magic in the Moonlight
日本公開年 2015年
製作年/製作国 2014年/アメリカ・イギリス
監督 ウディ・アレン
出演 コリン・ファース(スタンリー・クロフォード)、エマ・ストーン(ソフィ・ベイカー)、サイモン・マクバーニー(ハワード・バーカン/スタンリーの友人)、マーシャ・ゲイ・ハーデン(ベイカー夫人/ソフィーの母)、ハミッシュ・リンクレイター(ブライス・キャトリッジ/グレースの息子)、アイリーン・アトキンス(ヴァネッサ/スタンリーのおばさん)、ジャッキー・ウィーバー(グレース・キャトリッジ)、エリカ・リーセン(キャロライン/ブライスの妹)、ジェレミー・シェイモス(ジョージ/キャロラインの夫)、キャサリン・マコーマック(オリヴィア/スタンリーの婚約者)