勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

図書館戦争 THE LAST MISSION

2015年10月11日 | 邦画
2013年の『図書館戦争』の続編。

この作品は、岡田くん無くして成立しないですね。そのくらい岡田くんの堂上は良いです。それとやっぱり、榮倉奈々の熱血バカの笠原も良いです。原作のイメージを壊さないこの二人が居たからこそ、この作品は成立しています。

前作と一番変わったと思ったのは、福士蒼汰。これは、インタビューとかでも指摘されていますが、前作は初々しい新人ということもあり、ガチガチの演技だったんですが、それから二年を経過して、福士蒼汰本人も経験を積んで、前回の様な緊張しきりのガチガチの表情だけではなく、自然な表情も出ていました。

今回も、防衛省自衛隊が大協力。そりゃ『専守防衛』の言葉が出れば、協力せずに入られませんよね。図書隊の車両は自衛隊車両なのに対し、メディア良化委員会の車両はそうじゃ無いんですよね。やっぱり、自由を抑圧する側に自衛隊を用いることは出来なかったということですね。まぁ、そっちに自衛隊を使うつもりなんだったら、自衛隊も協力しなかったと思いますけどね。

今回は、銃撃戦シーンが多いですっ!って言うか、かなりの部分が、銃撃戦・戦闘シーンになっています。それがまた、なんとも良いですね。そんな戦闘シーンでも、岡田くんの動きは様になっていますね。ジークンドー師範の彼は、やっぱり体幹がきっちりと出来上がっているんでしょうね。動きに無駄がないし、銃器を構えた時にブレもないです。

舞台が茨城で、図書隊の茨城県隊がヘボかったりするんですが、茨城県的には大丈夫か?とちょっと心配になってしまったりもします(笑)。

今回も、児玉清さんが出ていらっしゃいます。やっぱりこの作品で児玉清さんは必須の方なんですね。

いやぁ、良かったです。終わっちゃいないんで、タイトルはアレなんですが、続こうと思えば続けられるんですよねぇ。

タイトル 図書館戦争 THE LAST MISSION
日本公開年 2015年
製作年/製作国 2015年/日本
監督 佐藤信介
原作 有川浩『図書館戦争』シリーズ
出演 岡田准一(堂上篤)、榮倉奈々(笠原郁)、田中圭(小牧幹久)、福士蒼汰(手塚光)、西田尚美(折口マキ)、橋本じゅん(玄田竜助)、土屋太鳳(中澤毬江)、栗山千明(柴崎麻子)、中村蒼(朝比奈修二)、石坂浩二(仁科巌)、松坂桃李(手塚慧)、相島一之(尾井谷元)、児玉清(稲嶺和市)

マイ・インターン / The Intern

2015年10月11日 | 洋画(アメリカ系)
ファッションサイトの若きCEOジュールズの下にやってきた70歳のインターン・ベン。人生の先輩のベンの助言を得ながら、ジュールズは人生の試練に立ち向かっていくと言う話。

テーマ的に女性向きの映画かと思いますが、実際にはそうでもないです。確かに、若い女性CEOが社会の偏見を受けるという描写は多少あり、「もっと女性が活躍出来る世界を!」と言う側面は否定できません。ですが、この作品の本質はそこではないですね。むしろ、ベンの様なシニアの知恵と経験を活かすと言う事の方に重点があると私には思えました。女性とシニア・・・正にダイバーシティ。この作品の本質は、ダイバーシティにあると思います。

ベンを演じるロバート・デ・ニーロが良いです!貫禄の演技ですね。しかも貫禄というよりも、可愛らしさを感じさせるチャーミングな演技。流石です。

面白いのが、ジュールズの会社にマッサージ師が居ること。西海岸のIT系企業にはよく聞く話ですが、NYCにもそう言う制度を持ってきたということですねぇ。と言う事は、ランチなどの食事はどうなんでしょうね?

会社も人生も危機に見舞われますが・・・、まぁ、そう来るよね。中々、面白かったです。なんかホッとする作品でした。

タイトル マイ・インターン / 原題 The Intern
日本公開年 2015年
製作年/製作国 2015年/アメリカ
監督 ナンシー・マイヤーズ
出演 ロバート・デ・ニーロ(ベン・ウィテカー)、アン・ハサウェイ(ジュールズ・オースティン)、レネ・ルッソ(フィオナ/ジュールズの会社のマッサージ師)、アダム・ディバイン(ジェイソン)、アンダース・ホーム(マット/ジュールズの夫)、ジョジョ・カシュナー(ペイジ/ジュールズの娘)、リンダ・ラビン(パティ/ベンの友人)、ジェイソン・オーリー(ルイス)、ザック・パールマン(デイビス)、アンドリュー・ラネルズ(キャメロン)、クリスティーナ・シェラー(ベッキー)