勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

エージェント・ウルトラ / American Ultra

2016年01月23日 | 洋画(アメリカ系)
ネタバレあり?

田舎町のダメ男が、実はCIAの凄腕エージェント?!

突然、驚異的戦闘本能を覚醒させる。そう言う設定の作品は数多ありますが、これはその中でも一味違った作品です。何と言っても、武器がローテクというか、その辺の日用品というのが良いですね。逆に言えば、そういう物を使いこなすほど凄腕のエージェントだということですね。

ジェシー・アイゼンバーグのダメ男振りがサイコーです。いやぁ、あのマーク・ザッカーバーグを演じた役者だとは思えないです。それに加え、クリスティン・スチュワートもいい感じのビッチを演じています。

そもそもマイクが、なんでこんな凄腕エージェントに成ったのか?そして、何故マイクが狙われることに成ってしまったのかの説明が、若干いい加減。マイクのエージェントになった件は少し触れられますが、それでも命を狙われる理由はちょっと?見た目の理由は語られますが、普通そういうことの背景には“政治“が絡むはず。そう言う小難しいことは描かれていません。でも、この作品の雰囲気には合わないので、あれで良いのかもしれませんが。

エンドロールのマンガがいい感じです。マイクがその後、どんな活躍をするのかがよくわかります。

一応アクション作品なのですが、見終わりにスッキリしたかと言われると、スッキリ感は微妙かな。どんよりとはしませんが、物語の背景上、『スカッとした!』と言う事もありません。

タイトル エージェント・ウルトラ / 原題 American Ultra

日本公開年 2016年
製作年/製作国 2015年/アメリカ
監督 ニマ・ヌリザデ
出演 ジェシー・アイゼンバーグ(マイク・ハウエル)、クリステン・スチュワート(フィービー・ラーソン)、トファー・グレイス(エイドリアン・イェーツ/CIA指揮官)、コニー・ブリットン(ビクトリア・ラセター/CIA係官)、ウォルトン・ゴギンズ(ラファ)、ジョン・レグイザモ(ローズ/麻薬売人)、ビル・プルマン(クルーガー/CIA高官)