勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
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セルフレス 覚醒した記憶 / Self/less

2016年09月02日 | 洋画(アメリカ系)
余命幾ばくもない大富豪の建築家が、莫大な金額と引き換えに“新しい肉体”を手に入れて、頭脳を転送する。その“新しい肉体”は、遺伝子操作で培養されたというものだったが・・・。

不治の病を巡る話です。病を治す技術が出てくるまで冷凍保存と言うのはよく聞く話ですし、実際にそう言う活動を行っている団体や企業はありますが、これはそれよりもより進んだ(?)技術が元になっています。人間の神経信号は電気信号であると判っていますので、それのコピーは出来るのかな?でも、コピーするとして、コピー先が必要ですよねぇ。それの手に入れ方が、今回この作品になっているわけですが・・・。

近い、あるいは、遠い将来、どうなんでしょうね?この作品での、新しい肉体の手に入れ方はダメですが、その問題が解決すれば、こう言う精神転送と言うのはあり得るんですかね?精神をクラウドにアップロードして生き続けようとした『トランセンデンス』がありましたので、こう言う精神を転送して生き続けるという話は、意外に最近のハリウッド映画のテーマとしては、多いのかもしれませんね。

結末は、ハリウッド映画王道の、ハッピーエンディング。悪くはないですが、無難な終わり方ですね。

タイトル セルフレス 覚醒した記憶 / 原題 Self/less

日本公開年 2016年
製作年/製作国 2015年/アメリカ
監督 ターセム・シン
出演 ライアン・レイノルズ(若いダミアン)、マシュー・グード(オルブライト)、ナタリー・マルティネス(マデリーン)、デレク・ルーク(アントン)、ベン・キングズレー(ダミアン)、ビクター・ガーバー(マーティン/ダミアンの友人)、ミシェル・ドッカリー(クレア/ダミアンの娘)