勝手に映画評

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ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦 / Anthropoid

2017年08月13日 | 洋画(その他)
事実に基づいた作品。ユダヤ人問題の最終的解決計画の実質的な推進者であったラインハルト・ハイドリヒの暗殺計画『エンスラポイド作戦』を描いている。原題の『Anthropoid』とは、その暗殺作戦名の事。

不勉強で、ハイドリヒの事、そして、エンスラポイド作戦の事は、はっきりと認識していませんでした。ナチスの高官が暗殺されたことがあると言う事と、その暗殺の結果、村が一つ完全に破壊された事は知っていましたが、この出来事と結びつきませんでした。

前半は、在チェコスロバキア・レジスタンスと、イギリスの亡命チェコスロバキア政府から送り込まれてきた暗殺部隊の間で、多少の軋轢を生みながらも、暗殺に向けた準備が描かれます。意外に、単調なので、睡魔が・・・。

ハイドリヒの暗殺を実行し、潜伏していた教会がナチスから襲撃を受けるところがハイライトでしょうか。激しい銃撃シーンなので、そういう意味でも中々見せるところだったと思います。

圧倒的なナチス側の戦力に対して、ゲリラ程度の戦力しかない暗殺部隊側ですが、地の利と言うか、攻撃場所の優位性を生かして、最初は中々良い出だしをしますが、暗殺部隊側は弾は尽きるし、倒しても倒してもナチスは攻めてくるはで、善戦したものの暗殺部隊は壊滅。まぁ、そうなるか。ちゃんと、無事に出発地に戻るまでが暗殺作戦なのですがね。

あとから調べてみたのですが、だいぶ事実に即して描いていますね。最後の教会も現存していて、当時の攻防の銃撃の跡が残っているようです。

タイトル ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦 / 原題 Anthropoid

日本公開年 2017年
製作年/製作国 2016年/チェコ・イギリス・フランス
監督 ショーン・エリス
出演 キリアン・マーフィ(ヨゼフ・ガブチーク)、ジェイミー・ドーナン(ヤン・クビシュ)、アンナ・ガイスレロバー(レンカ・ファフコバー)、シャルロット・ルボン(マリー・コバルニコバー)、トビー・ジョーンズ(ヤン・ゼレンカ=ハイスキー)、ハリー・ロイド(アドルフ・オパルカ)、アレナ・ミフロバー(マリー・モラヴェツ)、ビル・ミルナー(アタ・モラヴェツ)、マルチン・ドロチンスキー(ラジスラフ・ヴァネック)、ブライアン・カスペ(アントニン)