勝手に映画評

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ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ / Hitler contro Picasso e gli altri

2019年04月21日 | 洋画(イタリア系)
第二次世界大戦の際に、ヒトラーに略奪された美術品と、それにかかわる人々を描いたドキュメンタリー。第二次世界大戦の際、ナチスが、美術品を奪いまくったのは周知の話。それの奪還がどの様に行われているかを描きます。

ナチスが、ユダヤ人から美術品を略奪しまくったのは知っていましたが、その数約50万。そして、元の所有者の元に戻ったのが約10万。その差分40万点が、戦後70年以上を経た今でも行方不明なんですね。

戻ってとしても、そこまでたどり着くまでは、中々大変なようです。この作品では、その所は単に「裁判」と言う言葉で表現していましたが、その「裁判」も大変みたいです。

驚いたのが、結構有名で、展覧会などで見た事があるような作品が、そのナチスの略奪を経験していたものが少なくないと言う事。美術館で目にした“あの”作品が、もしかしたらナチスの略奪を経た作品なのかもしれないんですね。

ただ、タイトルが、ちょっとアレでは?しかも、邦題ではなく、原題からして“アレ”なんですよね。確かにピカソも少し話には出てきますが、タイトルにするほどフィーチャーされているか?と言われると、違う気がします。

タイトル ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ / 原題 Hitler contro Picasso e gli altri

日本公開年 2019年
製作年/製作国 2018年/イタリア
監督 クラウディオ・ポリ
出演 トニ・セルビッロ