勝手に映画評

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ギフト 僕がきみに残せるもの / Gleason

2017年08月19日 | 洋画(アメリカ系)
ALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症した元NFLのスター・プレーヤーのスティーブ・グリーソンが、自分の子供に向けて始めたビデオダイアリー。

ALSの有名人と言えば、古くはルー・ゲーリック、今だとスティーブン・ホーキングがいますが、すいません、不勉強でした、スティーブ・グリーソンの事は知りませんでした。

ルー・ゲーリックもそうですが、体格の良いスポーツ選手が、ALSになると言うのは、なんか信じられないですね。ALSの診断を受けてから、グリーソンの体の自由が奪われていくのは、なにか信じられなものを見る感じです。本人もそうでしょうけど、周りの衝撃も如何ほどかと思います。

特に、スティーブ・グリーソンの場合、ALSの診断が下ってから、奥さんが妊娠していることも判明し、子供が成長して意思疎通ができるころには、自分は、自力での意思疎通能力は失われていると言うのは、過酷な現実だと思います。もっとも、最近は、技術が発達して、音声合成による意思疎通はできる様になってきていますが。ホーキング博士も、そう言う機会使っていますよね。

奥さんも大変です。子供が生まれるだけでも大変なのに、夫の面倒まで見なければならない・・・。よく持ったと思います。途中、子供と夫の面倒を見ることで、精神的にちょっと本当に大変な時期があったようですが、何とか持ち直したようですね。映画の最後に、この作品のプロモーションで来日した奥さんのインタビュー映像が流れましたが、正しいかどうかわかりませんが、何か悟りを啓いた様な雰囲気になっていたのが印象的です。

“生きる”と言う事の意味を見た気がしました。

タイトル ギフト 僕がきみに残せるもの / 原題 Gleason

日本公開年 2017年
製作年/製作国 2016年/アメリカ
監督 クレイ・トゥイール
出演 スティーブ・グリーソン、ミシェル・バリスコ=グリーソン(スティーブの妻)、マイク・グリーソン(スティーブの父)、ポール・バリスコ(ミシェルの父)、エディ・ヴェダー(パール・ジャムのヴォーカル)、スコット・フジタ(元NFL選手)


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